直線 $x+4y = 20$ (①) と $y = ax - 5$ ($a>0$) (②) がある。 点Aは直線①とy軸との交点、点Bは直線②とy軸との交点、点C(8,3)は直線①と②の交点。 点K(k, 0)を通りy軸に平行な直線と直線①, ②との交点をそれぞれP, Qとする。ただし、$0 < k < 8$ である。 (1) 点Aのy座標を求めよ。 (2) aの値を求めよ。 (3) △OPQの面積が△CPQの面積の3倍になるとき、kの値を求めよ。 (4) PQの長さをkの式で表せ。 (5) PQを1辺とする正方形PQRSを作る。辺RSがy軸上にあるとき、kの値を求めよ。

幾何学一次関数直線交点面積座標平面
2025/8/14

1. 問題の内容

直線 x+4y=20x+4y = 20 (①) と y=ax5y = ax - 5 (a>0a>0) (②) がある。
点Aは直線①とy軸との交点、点Bは直線②とy軸との交点、点C(8,3)は直線①と②の交点。
点K(k, 0)を通りy軸に平行な直線と直線①, ②との交点をそれぞれP, Qとする。ただし、0<k<80 < k < 8 である。
(1) 点Aのy座標を求めよ。
(2) aの値を求めよ。
(3) △OPQの面積が△CPQの面積の3倍になるとき、kの値を求めよ。
(4) PQの長さをkの式で表せ。
(5) PQを1辺とする正方形PQRSを作る。辺RSがy軸上にあるとき、kの値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Aは直線①とy軸との交点なので、x=0x=0x+4y=20x+4y=20に代入すると、
0+4y=200+4y=20
4y=204y=20
y=5y=5
したがって、点Aのy座標は5である。
(2) 点C(8,3)は直線②上にあるので、y=ax5y=ax-5に代入すると、
3=8a53 = 8a - 5
8a=88a = 8
a=1a = 1
(3) 点Pは直線①と直線x=kとの交点なので、①の式にx=kx=kを代入すると、k+4y=20k+4y=20より、y=20k4y = \frac{20-k}{4}. よって、P(k,20k4)P(k, \frac{20-k}{4})
点Qは直線②と直線x=kとの交点なので、②の式にx=kx=kを代入すると、y=k5y=k-5. よって、Q(k,k5)Q(k, k-5)
OP=20k4OP = \frac{20-k}{4}, OQ=k5OQ = |k-5|。ここで、0<k<80<k<8なので、OP>0OP>0
PQ=20k4(k5)=20k4k+204=405k4PQ = \frac{20-k}{4} - (k-5) = \frac{20-k - 4k+20}{4} = \frac{40-5k}{4}
点C(8,3)より、CP=20k43=20k124=8k4\frac{20-k}{4} - 3 = \frac{20-k-12}{4} = \frac{8-k}{4}
△OPQの面積は12kPQ=12k(405k4)=k(405k)8\frac{1}{2} k PQ = \frac{1}{2} k (\frac{40-5k}{4}) = \frac{k(40-5k)}{8}
△CPQの面積は12kCP=12k(8k4)=k(8k)8\frac{1}{2} k CP = \frac{1}{2} k (\frac{8-k}{4}) = \frac{k(8-k)}{8}
k(405k)8=3×k(8k)8\frac{k(40-5k)}{8} = 3 \times \frac{k(8-k)}{8}
k(405k)=3k(8k)k(40-5k) = 3k(8-k)
405k=243k40-5k = 24-3k
16=2k16 = 2k
k=8k=8
しかし、0<k<80 < k < 8 より、k=8k=8は条件を満たさない。
405k=243k    16=2k    k=840-5k = 24-3k \implies 16=2k \implies k=8.
面積の比の問題より、12k405k4=3×12k3(k5)\frac{1}{2} k \frac{40-5k}{4} = 3 \times \frac{1}{2} k |3 - (k-5)|.
405k4=38k\frac{40-5k}{4} = 3|8-k|
405k=128k40-5k = 12|8-k|
ここで,0<k<80 < k < 8 なので、8k=8k|8-k|=8-k
405k=12(8k)40-5k = 12(8-k)
405k=9612k40-5k = 96-12k
7k=567k = 56
k=8k=8
これも条件を満たさない。
△OPQの面積は12×OK×PQ=12k×405k4=5k(8k)8\frac{1}{2} \times OK \times PQ = \frac{1}{2} k \times \frac{40-5k}{4} = \frac{5k(8-k)}{8}
△CPQの面積は12×PQ×(8k)\frac{1}{2} \times PQ \times (8-k). (CPのx座標はkk, Cのx座標は8)
12(20k43)(8k)=12(8k4)(8k)=(8k)28\frac{1}{2} | (\frac{20-k}{4} - 3) | (8-k) = \frac{1}{2} (\frac{8-k}{4}) (8-k) = \frac{(8-k)^2}{8}.
問題文より、
5k(8k)8=3(8k)28\frac{5k(8-k)}{8} = 3 \frac{(8-k)^2}{8}.
5k(8k)=3(8k)25k(8-k) = 3(8-k)^2
5k=3(8k)5k = 3(8-k)
5k=243k5k = 24 - 3k
8k=248k = 24
k=3k = 3.
(4) PQ=20k4(k5)=20k4k+204=405k4PQ = \frac{20-k}{4} - (k-5) = \frac{20-k-4k+20}{4} = \frac{40-5k}{4}
(5) 辺RSがy軸上にあるとき、PP のx座標が kk であり、PQの長さが 405k4\frac{40-5k}{4} であるから、RR の x 座標は k405k4=0k - \frac{40-5k}{4} = 0
4k40+5k=04k - 40 + 5k = 0
9k=409k = 40
k=409k = \frac{40}{9}

3. 最終的な答え

(1) 5
(2) 1
(3) 3
(4) 405k4\frac{40-5k}{4}
(5) 409\frac{40}{9}

「幾何学」の関連問題

与えられたグラフの式を求める問題です。グラフは放物線であるため、二次関数の式を求めることになります。

二次関数放物線グラフ
2025/8/14

三角形ABCにおいて、$AB = 9$, $AC = 6$とする。角BACの二等分線と辺BCの交点をDとする。点Bを通る円Oがあり、円Oは点Cで直線ACに接している。また、円Oと辺ABの交点のうち、点...

三角形角の二等分線方べきの定理メネラウスの定理チェバの定理面積比
2025/8/14

与えられたグラフの式を求めます。グラフは原点を頂点とする二次関数です。

二次関数グラフ放物線座標
2025/8/14

与えられたグラフの式を求める問題です。グラフは下に凸の放物線です。

放物線二次関数グラフ座標
2025/8/14

四面体OABCにおいて、辺OAを1:3に内分する点をD, 辺OBの中点をE, 辺OCの中点をFとする。三角形DEFの重心をGとし、直線OGと平面ABCの交点をPとする。 (1) $\vec{OD}$を...

ベクトル空間図形四面体重心内分
2025/8/14

2つの円 $f(x, y) = 0$ と $g(x, y) = 0$ が2点で交わるとき、定数 $k$ を用いて表される方程式 $kf(x, y) + g(x, y) = 0$ が、どのような図形を表...

交点方程式共通弦
2025/8/14

半径がそれぞれ $a$ と $b$ ($0 < a < b$) である2つの円 $C_1$ と $C_2$ が外接している。さらに、$C_1$ と $C_2$ はそれぞれ異なる2点 $P$ と $Q$...

接線台形面積三平方の定理
2025/8/14

一辺の長さが3の立方体ABCD-EFGHにおいて、辺AD上に点I, 辺DC上に点JをID = JD = 2となるようにとる。 (1) 三角形IHJの面積Sを求める。 (2) Dから三角形IHJに垂線D...

空間図形立方体面積三平方の定理体積
2025/8/14

正六角形ABCDEFにおいて、$\overrightarrow{AB} = \vec{a}$、$\overrightarrow{AF} = \vec{b}$とするとき、以下のベクトルを$\vec{a}...

ベクトル正六角形ベクトル表示
2025/8/14

直方体ABCD-EFGHにおいて、AB=6cm, AD=5cm, AE=7cmである。このとき、三角錐CGHFの体積を求める。

空間図形体積直方体三角錐
2025/8/14