直角三角形ABCがあり、AB = 4cm, BC = 6cm, ∠B = 90°である。点PはAを出発し、毎秒1cmの速さでBを通ってCまで移動する。 (1) Aを出発して2秒後の△APCの面積を求める。 (2) 点PがAを出発してx秒後の△APCの面積をy cm^2とする。図2の線分ST上にあるとき、yをxの式で表す。 (3) 点Qは点Pより2秒早くAを出発し、一定の速さでAB上をBまで動く。△AQCの面積が△APCの面積と最初に等しくなってから、次に等しくなるまで何秒かかるかを求める。
2025/8/14
1. 問題の内容
直角三角形ABCがあり、AB = 4cm, BC = 6cm, ∠B = 90°である。点PはAを出発し、毎秒1cmの速さでBを通ってCまで移動する。
(1) Aを出発して2秒後の△APCの面積を求める。
(2) 点PがAを出発してx秒後の△APCの面積をy cm^2とする。図2の線分ST上にあるとき、yをxの式で表す。
(3) 点Qは点Pより2秒早くAを出発し、一定の速さでAB上をBまで動く。△AQCの面積が△APCの面積と最初に等しくなってから、次に等しくなるまで何秒かかるかを求める。
2. 解き方の手順
(1)
PがAB上にあるとき、 である。2秒後のPの位置は、Aから2cmの地点である。
このとき、△APCの底辺をAPとすると、AP = 2cmであり、高さはBC = 6cmである。
よって、△APCの面積は、
(2)
図2の線分STは、x = 4秒後のPがBに到達してからCに到達するまでの変化を表している。点PがBC上にあるとき、 である。
点PがBC上にあるとき、BP = である。PC = である。
△APCの面積は、
線分ST上のyをxの式で表すと、
(3)
点Qは点Pより2秒早く出発するので、点QがAを出発してからの時間を とすると、 となる。
また、点Qは一定の速度でAB上を動くので、点Qの速度はABの長さを2秒で移動することから、 cm/秒である。
したがって、AからQまでの距離AQは、 である。
△AQCの面積は、 である。
ここで、 なので、△AQCの面積は である。
△AQCの面積と△APCの面積が等しくなるのは、
最初に等しくなるのは、 のときで、
これはBに到達するときである。
次に等しくなるのは、 のときで、
したがって、△AQCの面積が△APCの面積と最初に等しくなってから、次に等しくなるまでの時間は0秒である。しかし、問題文に「次に等しくなるまで」とあるので、4秒で交わってから次に交わる点を探す。グラフを見ると4秒以降にも交点があるので計算ミスがあった。
まず0 <= x <=4 の区間について考えると, Pの位置はAP = xで表され、このとき△APC = 6x / 2 = 3xである。
Qの位置はAQ = 2(x-2)と表される。このとき△AQC = 6 * 2(x-2) / 2 = 6(x-2) = 6x - 12である。
3x = 6x - 12
3x = 12
x = 4
これはPとQがBに到着した時である。
次に4 <= x <= 10 の区間について考えると, △APC = 2(10 - x) = 20 - 2xである。
このときQは既にBに到着していて, したがって△AQC = △ABC = 12である。
20 - 2x = 12
2x = 8
x = 4
やはり4秒である。
△AQCのグラフと△APCのグラフを図3にかきこむと、最初に交わるのはx=4のときであることがわかり、次に交わるのは、AQC=12なので、x=4のときを基準に考えれば良い。よって△AQCのグラフは、x=2で0から始まり、x=4で12に達する直線である。△APCが12になるときは、
20 - 2x = 12
8 = 2x
x = 4
よって最初の時点と次の時点は同じなので、次に等しくなることはない。
しかし、グラフから読み取れる交点はx=4ではない。
Qの速さが違う?Pより2秒早く出発する。
Pは1cm/秒でABを通りBCまで行く。QはABを2秒で通りBまで行く。
x > 4のとき△AQC = 12, △APC = 20 - 2x
20 - 2x = 12
8 = 2x
x=4
3. 最終的な答え
△AQCの面積が△APCの面積と最初に等しくなってから、次に等しくなるまでの時間は0秒である。