チケット売り場に毎分8人の割合で人が並んで行列ができており、朝10時から窓口でチケットを売り始めます。窓口が1つの場合、2時間12分で行列がなくなります。窓口が2つの場合、22分で行列がなくなります。人が並び始めた時刻を求めます。

応用数学線形代数方程式文章問題連立方程式
2025/4/6

1. 問題の内容

チケット売り場に毎分8人の割合で人が並んで行列ができており、朝10時から窓口でチケットを売り始めます。窓口が1つの場合、2時間12分で行列がなくなります。窓口が2つの場合、22分で行列がなくなります。人が並び始めた時刻を求めます。

2. 解き方の手順

まず、2時間12分を分に変換します。
2時間12=2×60+12=1322時間12分 = 2 \times 60 + 12 = 132分
次に、窓口1つの場合に132分で行列がなくなることから、132分で行列に並んだ人の数を計算します。毎分8人なので、
132×8=1056132 \times 8 = 1056人
窓口1つで132分かけて1056人を処理したということになります。これをxxとします。
次に、窓口2つの場合に22分で行列がなくなることから、22分で行列に並んだ人の数を計算します。
22×8=17622 \times 8 = 176人
窓口2つで22分かけて176人を処理しました。
窓口が2つなので、1つの窓口では22分かけてチケットを売った人数をyとします。
よって、2つの窓口では 2y2y 人を22分で処理します。
また、並び始めた時刻から10時までの時間を tt 分とします。
このとき、行列の人数は 8t8t 人となります。
窓口1つの場合、x=1056x = 1056 とすると、
x=8t+132yx = 8t + 132y
132y=1056132y = 1056 
y=1056132=8y = \frac{1056}{132}=8
窓口2つの場合、2y=1762y = 176
y=1762=8y = \frac{176}{2}=8
つまり、窓口1つでは毎分8人処理できるということになります。
x=8t+132×8x = 8t + 132 \times 8
x=8t+1056x = 8t + 1056
また、窓口2つの場合、22分で処理できる人数は x+22×8x + 22 \times 8
2y=22分で処理できる人数2y = 22分で処理できる人数
窓口一つでは132分で8t+132×8=x8t + 132 \times 8 = x 人処理します。
窓口二つでは22分で 8t+22×8=22×(16)8t + 22 \times 8 = 22 \times (16) 人処理します。
x=22132y=16yx = \frac{22}{132}y = \frac{1}{6}y
よって、8t+1056=16y8t + 1056 = 16y
求めるのは xx 人なので、1056176=8801056 - 176 = 880 人多く処理したことになります。
窓口が一つ増えると毎分8人処理できるようになるので、880/8=110880 / 8 = 110 分。
22分で110人処理することになるため、1窓口あたりの処理スピードは、110/22=5110/22=5
よって、 132x22y132x - 22y
窓口が1つのとき、132分で 8t+132×q8t + 132 \times q 人を処理します。
窓口が2つのとき、22分で 8t+22×2q8t + 22 \times 2q 人を処理します。
132分で 8t+q1328t + q * 132
22分で 8t+2q228t + 2q* 22
132分で処理できた人数 - 22分で処理できた人数 = 0
8t+132q2(8t+22q)=08t + 132 q - 2(8t+22q) = 0
8t16t+132q44q=08t - 16t + 132q - 44 q = 0
8t=88q8t = 88q
t=11qt = 11q
1分あたりq人の割合
8+q=2q8 + q =2q よって、q=8q=8
t=11×8=88t = 11 \times 8 = 88
10時から88分前なので、
1時間28分前
10時 - 1時間28分 = 8時32分

3. 最終的な答え

8時32分

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