(1) 昨年度の中学校の生徒数は男女合わせて950人でした。今年度は男子が8%増え、女子が5%減った結果、全体で11人増えました。昨年度の男女それぞれの人数を求める問題です。 (2) 食品AとBがあり、それぞれ100g中に1.5gと2.0gの塩分が含まれています。AとBを合わせて200g食べ、塩分の合計を3.6gにしたい場合、AとBをそれぞれ何gずつとれば良いか求める問題です。

代数学連立方程式文章問題割合
2025/4/6

1. 問題の内容

(1) 昨年度の中学校の生徒数は男女合わせて950人でした。今年度は男子が8%増え、女子が5%減った結果、全体で11人増えました。昨年度の男女それぞれの人数を求める問題です。
(2) 食品AとBがあり、それぞれ100g中に1.5gと2.0gの塩分が含まれています。AとBを合わせて200g食べ、塩分の合計を3.6gにしたい場合、AとBをそれぞれ何gずつとれば良いか求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 昨年度の男子生徒数を xx 人、女子生徒数を yy 人とします。
昨年度の生徒数の合計は950人なので、
x+y=950x + y = 950
今年度は男子が8%増え、女子が5%減ったので、
1.08x+0.95y=950+111.08x + 0.95y = 950 + 11
1.08x+0.95y=9611.08x + 0.95y = 961
連立方程式を解きます。
x+y=950x + y = 950 より y=950xy = 950 - x なので、
1.08x+0.95(950x)=9611.08x + 0.95(950 - x) = 961
1.08x+855.50.95x=9611.08x + 855.5 - 0.95x = 961
0.13x=105.50.13x = 105.5
x=105.50.13=811.53...x = \frac{105.5}{0.13} = 811.53...
生徒数は整数なので、計算ミスがないか確認します。
1.08x+0.95y=9611.08x+0.95y=961 を100倍すると
108x+95y=96100108x+95y=96100
x+y=950x+y=950 を95倍すると
95x+95y=9025095x+95y=90250
上の式から下の式を引くと
13x=585013x=5850
x=450x=450
y=950x=950450=500y=950-x=950-450=500
したがって、昨年度の男子生徒数は450人、女子生徒数は500人です。
(2) 食品Aを aa g、食品Bを bb gとします。
a+b=200a + b = 200
A,BA, B に含まれる塩分はそれぞれ 100g100g あたり 1.5g,2.0g1.5g, 2.0g なので、 1g1g あたり 0.015g,0.02g0.015g, 0.02g です。
0.015a+0.02b=3.60.015a + 0.02b = 3.6
連立方程式を解きます。
a+b=200a + b = 200 より b=200ab = 200 - a なので、
0.015a+0.02(200a)=3.60.015a + 0.02(200 - a) = 3.6
0.015a+40.02a=3.60.015a + 4 - 0.02a = 3.6
0.005a=0.4-0.005a = -0.4
a=0.40.005=80a = \frac{-0.4}{-0.005} = 80
b=200a=20080=120b = 200 - a = 200 - 80 = 120
したがって、食品Aは80g、食品Bは120gとれば良いです。

3. 最終的な答え

(1) 昨年度の男子生徒数:450人、女子生徒数:500人
(2) 食品A:80g、食品B:120g

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