長さ20cmの針金を2つに切り、それぞれの針金で正方形を作る。両正方形の面積の和が13cm$^2$以下となるようにするには、切断点をどの範囲にすればよいか。

代数学不等式二次不等式応用問題正方形面積
2025/4/6

1. 問題の内容

長さ20cmの針金を2つに切り、それぞれの針金で正方形を作る。両正方形の面積の和が13cm2^2以下となるようにするには、切断点をどの範囲にすればよいか。

2. 解き方の手順

まず、2つの正方形の一辺の長さをそれぞれ xxyy とします。針金の長さの合計が20cmなので、
4x+4y=204x + 4y = 20
x+y=5x + y = 5
y=5xy = 5 - x
となります。
次に、2つの正方形の面積の和が13cm2^2以下なので、
x2+y213x^2 + y^2 \le 13
x2+(5x)213x^2 + (5-x)^2 \le 13
x2+2510x+x213x^2 + 25 - 10x + x^2 \le 13
2x210x+25132x^2 - 10x + 25 \le 13
2x210x+1202x^2 - 10x + 12 \le 0
x25x+60x^2 - 5x + 6 \le 0
(x2)(x3)0(x-2)(x-3) \le 0
したがって、2x32 \le x \le 3 となります。
正方形の一辺の長さが xx のとき、針金の長さは 4x4x です。
x=2x=2 のとき、針金の長さは 4×2=84 \times 2 = 8 cm
x=3x=3 のとき、針金の長さは 4×3=124 \times 3 = 12 cm
切断点は8cmから12cmの間であればよいことになります。
針金を2つに切った時、片方の長さが LL cmだったとすると、もう片方の長さは 20L20-L cmです。
短い方の針金で作られる正方形の一辺の長さを xx とすると、4x104x \le 10 より x2.5x \le 2.5
長い方の針金で作られる正方形の一辺の長さを yy とすると、4y104y \ge 10 より y2.5y \ge 2.5
面積の和が13以下になるのは、2x32 \le x \le 3の場合なので、
8L128 \le L \le 12

3. 最終的な答え

切断点を8cmから12cmの範囲にすればよい。

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