2次関数 $y = -3x^2 + kx + k$ のグラフが $x$ 軸より下方にあるような、定数 $k$ の値の範囲を求める問題です。これは、すべての $x$ に対して $y < 0$ となるような $k$ の範囲を求めることと同じです。

代数学二次関数判別式不等式二次不等式
2025/8/14

1. 問題の内容

2次関数 y=3x2+kx+ky = -3x^2 + kx + k のグラフが xx 軸より下方にあるような、定数 kk の値の範囲を求める問題です。これは、すべての xx に対して y<0y < 0 となるような kk の範囲を求めることと同じです。

2. 解き方の手順

2次関数のグラフが常に xx 軸より下方にあるためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。

1. 2次関数の係数が負であること。

2. 判別式 $D$ が負であること。

問題の2次関数は y=3x2+kx+ky = -3x^2 + kx + k であり、2次の係数は 3-3 で負であるので、条件1はすでに満たされています。
次に判別式 DD を計算します。
D=b24acD = b^2 - 4ac であり、a=3a = -3, b=kb = k, c=kc = k なので、
D=k24(3)(k)=k2+12kD = k^2 - 4(-3)(k) = k^2 + 12k
条件2より、D<0D < 0 である必要があるので、
k2+12k<0k^2 + 12k < 0
k(k+12)<0k(k + 12) < 0
この不等式を満たす kk の範囲は、12<k<0-12 < k < 0 です。

3. 最終的な答え

12<k<0-12 < k < 0

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