$AD // BC$ である台形 $ABCD$ について、以下の条件のうち、常に円に内接するものはどれか。 選択肢は以下の通り。 1. いずれも反例がある

幾何学台形円に内接角度等脚台形
2025/8/14

1. 問題の内容

AD//BCAD // BC である台形 ABCDABCD について、以下の条件のうち、常に円に内接するものはどれか。
選択肢は以下の通り。

1. いずれも反例がある

2. $AD = BC$

3. $\angle A + \angle B = 180^{\circ}$

4. $AB // CD$

5. $AB = CD$ かつ $\angle B = \angle C$

6. わからない

2. 解き方の手順

台形 ABCDABCD が円に内接するためには、向かい合う角の和が 180180^{\circ} である必要がある。つまり、A+C=180\angle A + \angle C = 180^{\circ} かつ B+D=180\angle B + \angle D = 180^{\circ} が成り立つ必要がある。また、AD//BCAD // BC より、A+B=180\angle A + \angle B = 180^{\circ} および C+D=180\angle C + \angle D = 180^{\circ} が成り立つ。

2. $AD = BC$ の場合:

台形 ABCDABCD が等脚台形となる。等脚台形は円に内接する。
A=D\angle A = \angle D かつ B=C\angle B = \angle C であり、A+B=180\angle A + \angle B = 180^{\circ} なので、A+C=180\angle A + \angle C = 180^{\circ} が成り立つ。

3. $\angle A + \angle B = 180^{\circ}$ の場合:

これは AD//BCAD // BC である台形の性質なので、円に内接するための条件とは関係ない。

4. $AB // CD$ の場合:

AD//BCAD // BC かつ AB//CDAB // CD なので、平行四辺形となる。平行四辺形が円に内接するのは長方形のときのみ。したがって、常に円に内接するとは限らない。

5. $AB = CD$ かつ $\angle B = \angle C$ の場合:

AD//BCAD // BC のとき、A+B=180\angle A + \angle B = 180^{\circ} であり、C+D=180\angle C + \angle D = 180^{\circ} である。B=C\angle B = \angle C より、A=D\angle A = \angle D となる。
AB=CDAB = CD より等脚台形となるので、円に内接する。
したがって、選択肢2と5が正しい。

3. 最終的な答え

2と5

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