原点を端点とする半直線上の2点P($x$, $y$)とQ($X$, $Y$)が$OP \cdot OQ = 1$を満たしている。このとき、以下の各場合について点Qの軌跡を求めよ。 (1) 点Pが原点を通る直線$ax+by=0$上を動くとき (2) 点Pが円$(x+1)^2+(y-2)^2=5$上を動くとき (3) 点Pが原点を通らない円$(x-a)^2+(y-b)^2=r^2$上を動くとき。ただし、$r > 0$とする。
2025/8/14
1. 問題の内容
原点を端点とする半直線上の2点P(, )とQ(, )がを満たしている。このとき、以下の各場合について点Qの軌跡を求めよ。
(1) 点Pが原点を通る直線上を動くとき
(2) 点Pが円上を動くとき
(3) 点Pが原点を通らない円上を動くとき。ただし、とする。
2. 解き方の手順
まず、との関係から、の関係を導く。、なので、より、である。また、PとQは原点を端点とする半直線上にあるので、, (は正の実数)と表せる。
.
したがって、。
よって、, が成り立つ。
(1) 点Pが直線上を動くとき
よって、点Qの軌跡は直線である。
(2) 点Pが円上を動くとき
または
は原点のみを表すので、
よって、点Qの軌跡は直線である。
(3) 点Pが円上を動くとき
または
よって、点Qの軌跡は中心, 半径の円である。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)