3点A(5, 2), B(-1, 0), C(3, -2)が与えられている。 (1) これら3点A, B, Cを通る円の方程式を求める。 (2) 三角形ABCの外心の座標と、外接円の半径を求める。

幾何学円の方程式外心外接円座標平面
2025/8/15

1. 問題の内容

3点A(5, 2), B(-1, 0), C(3, -2)が与えられている。
(1) これら3点A, B, Cを通る円の方程式を求める。
(2) 三角形ABCの外心の座標と、外接円の半径を求める。

2. 解き方の手順

(1) 求める円の方程式を
x2+y2+lx+my+n=0x^2 + y^2 + lx + my + n = 0
とおく。
点A(5, 2)を通るので、
52+22+5l+2m+n=05^2 + 2^2 + 5l + 2m + n = 0
25+4+5l+2m+n=025 + 4 + 5l + 2m + n = 0
5l+2m+n=295l + 2m + n = -29 ...(1)
点B(-1, 0)を通るので、
(1)2+02l+0m+n=0(-1)^2 + 0^2 - l + 0m + n = 0
1l+n=01 - l + n = 0
l+n=1-l + n = -1 ...(2)
点C(3, -2)を通るので、
32+(2)2+3l2m+n=03^2 + (-2)^2 + 3l - 2m + n = 0
9+4+3l2m+n=09 + 4 + 3l - 2m + n = 0
3l2m+n=133l - 2m + n = -13 ...(3)
(1), (2), (3)の連立方程式を解く。
(1) - (2)より、
6l+2m=286l + 2m = -28
3l+m=143l + m = -14 ...(4)
(3) - (2)より、
4l2m=124l - 2m = -12
2lm=62l - m = -6 ...(5)
(4) + (5)より、
5l=205l = -20
l=4l = -4
(5)に代入して、
2(4)m=62(-4) - m = -6
8m=6-8 - m = -6
m=2m = -2
(2)に代入して、
(4)+n=1-(-4) + n = -1
4+n=14 + n = -1
n=5n = -5
よって、円の方程式は、
x2+y24x2y5=0x^2 + y^2 - 4x - 2y - 5 = 0
(2) 円の方程式を平方完成する。
(x2)24+(y1)215=0(x - 2)^2 - 4 + (y - 1)^2 - 1 - 5 = 0
(x2)2+(y1)2=10(x - 2)^2 + (y - 1)^2 = 10
よって、外心の座標は(2, 1), 外接円の半径は10\sqrt{10}

3. 最終的な答え

(1) 円の方程式: x2+y24x2y5=0x^2 + y^2 - 4x - 2y - 5 = 0
(2) 外心の座標: (2, 1), 外接円の半径: 10\sqrt{10}

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