$\triangle ABC$ において、辺 $BC$ を 3 等分する点を $D, E$ とする。線分 $AE$ の中点を $F$ とし、直線 $BF$ と $AD, AC$ の交点をそれぞれ $G, H$ とする。また、$E$ から $BH$ に平行な直線をひき、$AC$ との交点を $I$ とする。このとき、$BG:FH$ を求める。

幾何学三角形メネラウスの定理相似
2025/8/15

1. 問題の内容

ABC\triangle ABC において、辺 BCBC を 3 等分する点を D,ED, E とする。線分 AEAE の中点を FF とし、直線 BFBFAD,ACAD, AC の交点をそれぞれ G,HG, H とする。また、EE から BHBH に平行な直線をひき、ACAC との交点を II とする。このとき、BG:FHBG:FH を求める。

2. 解き方の手順

まず、EIEIBHBH に平行なので、CEI\triangle CEICBH\triangle CBH は相似である。
EI//BHEI // BH より、EI:BH=CE:CB=1:2EI:BH = CE:CB = 1:2
次に、AFH\triangle AFHEFI\triangle EFI において、
AF=FEAF = FEFFAEAE の中点)、
AFH=EFI\angle AFH = \angle EFI(対頂角)、
FAH=FEI\angle FAH = \angle FEIBH//EIBH // EI より、錯角)。
したがって、AFHEFI\triangle AFH \equiv \triangle EFI
よって、FH=FIFH = FI となり、EI=2FHEI = 2FH
EI:BH=1:2EI:BH = 1:2 より、2FH:BH=1:22FH:BH = 1:2
したがって、BH=4FHBH = 4FH
BH=BF+FHBH = BF + FH より、BF=BHFH=4FHFH=3FHBF = BH - FH = 4FH - FH = 3FH
よって、BF=3FHBF = 3FH
次に、ADG\triangle ADGCBG\triangle CBG を考える。
メネラウスの定理より、
BDDCCAAHHFFB=1\frac{BD}{DC} \cdot \frac{CA}{AH} \cdot \frac{HF}{FB} = 1
12AH+HCAHHF3HF=1\frac{1}{2} \cdot \frac{AH+HC}{AH} \cdot \frac{HF}{3HF} = 1
12(1+HCAH)13=1\frac{1}{2} \cdot (1 + \frac{HC}{AH}) \cdot \frac{1}{3} = 1
1+HCAH=61 + \frac{HC}{AH} = 6
HCAH=5\frac{HC}{AH} = 5
AHAC=16\frac{AH}{AC} = \frac{1}{6}
ABF\triangle ABF において、直線 ADADBFBFGG で交わっているので、メネラウスの定理より、
BGGFFEEAADDB=1\frac{BG}{GF} \cdot \frac{FE}{EA} \cdot \frac{AD}{DB} = 1
BGGF12ADDB=1\frac{BG}{GF} \cdot \frac{1}{2} \cdot \frac{AD}{DB} = 1
BGGF12AG+GDDB=1\frac{BG}{GF} \cdot \frac{1}{2} \cdot \frac{AG+GD}{DB} = 1
BDE\triangle BDE において、直線 BGBGADADGG で交わっているので、メネラウスの定理より、
BGGFFAAEECCB=1\frac{BG}{GF} \cdot \frac{FA}{AE} \cdot \frac{EC}{CB} = 1
BGGF1223=1\frac{BG}{GF} \cdot \frac{1}{2} \cdot \frac{2}{3} = 1
BGGF=3\frac{BG}{GF} = 3
BG=3GFBG = 3GF
BF=BG+GFBF = BG + GF より、3FH=3GF+GF=4GF3FH = 3GF + GF = 4GF
GF=34FHGF = \frac{3}{4} FH
BG=3GF=334FH=94FHBG = 3GF = 3 \cdot \frac{3}{4} FH = \frac{9}{4} FH
BG:FH=94FH:FH=9:4BG:FH = \frac{9}{4} FH : FH = 9:4

3. 最終的な答え

BG:FH=9:4BG:FH = 9:4

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