原点O、直線 $y = \frac{1}{2}x$ および $y = 2x$ が与えられています。点Aは直線 $y = \frac{1}{2}x$ 上にあり、そのx座標は3です。点Cは直線 $y = 2x$ 上にあり、そのx座標は2です。四角形OABCが平行四辺形になるとき、以下の問いに答えます。 (1) 点Bの座標を求めなさい。 (2) 平行四辺形OABCの面積を求めなさい。

幾何学ベクトル平行四辺形座標面積
2025/8/15

1. 問題の内容

原点O、直線 y=12xy = \frac{1}{2}x および y=2xy = 2x が与えられています。点Aは直線 y=12xy = \frac{1}{2}x 上にあり、そのx座標は3です。点Cは直線 y=2xy = 2x 上にあり、そのx座標は2です。四角形OABCが平行四辺形になるとき、以下の問いに答えます。
(1) 点Bの座標を求めなさい。
(2) 平行四辺形OABCの面積を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 点Bの座標を求める。
平行四辺形の性質より、OB=OA+OC\vec{OB} = \vec{OA} + \vec{OC} が成り立ちます。
まず、点Aの座標を求めます。点Aは直線 y=12xy = \frac{1}{2}x 上にあり、x座標は3なので、y=12×3=32y = \frac{1}{2} \times 3 = \frac{3}{2}。したがって、点Aの座標は (3,32)(3, \frac{3}{2}) です。
次に、点Cの座標を求めます。点Cは直線 y=2xy = 2x 上にあり、x座標は2なので、y=2×2=4y = 2 \times 2 = 4。したがって、点Cの座標は (2,4)(2, 4) です。
OA=(3,32)\vec{OA} = (3, \frac{3}{2})OC=(2,4)\vec{OC} = (2, 4) であるから、
OB=(3+2,32+4)=(5,32+82)=(5,112)\vec{OB} = (3 + 2, \frac{3}{2} + 4) = (5, \frac{3}{2} + \frac{8}{2}) = (5, \frac{11}{2})
よって、点Bの座標は (5,112)(5, \frac{11}{2}) です。
(2) 平行四辺形OABCの面積を求める。
平行四辺形OABCの面積は、ベクトル OA\vec{OA}OC\vec{OC} で張られる平行四辺形の面積に等しく、これは OA×OC|\vec{OA} \times \vec{OC}| で計算できます。しかし、ここでは2次元ベクトルの外積を直接計算することは難しいので、別の方法を用います。
点A(3, 3/2), 点C(2, 4) より、
平行四辺形OABCの面積は、三角形OACの面積の2倍に等しい。三角形OACの面積は、座標を使って次のように計算できます。
三角形OACの面積 =12xAyCxCyA=123×42×32=12123=12×9=92= \frac{1}{2} |x_A y_C - x_C y_A| = \frac{1}{2} |3 \times 4 - 2 \times \frac{3}{2}| = \frac{1}{2} |12 - 3| = \frac{1}{2} \times 9 = \frac{9}{2}
平行四辺形OABCの面積 =2×92=9= 2 \times \frac{9}{2} = 9

3. 最終的な答え

(1) 点Bの座標: (5,112)(5, \frac{11}{2})
(2) 平行四辺形OABCの面積: 99 cm2^2

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