円周上に点A, B, C, D, Eがあり、線分ADは円の中心Oを通る。 $\angle E = 67^\circ$, $\angle EAD = 23^\circ$のとき、$\angle C$を$x$とすると、$x$の値を求めよ。また、$\angle OAB=x$とする。

幾何学円周角三角形角度
2025/8/15

1. 問題の内容

円周上に点A, B, C, D, Eがあり、線分ADは円の中心Oを通る。
E=67\angle E = 67^\circ, EAD=23\angle EAD = 23^\circのとき、C\angle Cxxとすると、xxの値を求めよ。また、OAB=x\angle OAB=xとする。

2. 解き方の手順

まず、AED\angle AED が 67 度であることから、円周角の定理を用いて ABD\angle ABD を求めます。ABD=AED=67\angle ABD = \angle AED = 67^\circです。
次に、OAB\angle OAB を求めます。AOE\triangle AOEに着目すると、AO=EOAO=EOなので、AOE\triangle AOEは二等辺三角形。よって、OAE=OEA=23\angle OAE = \angle OEA = 23^\circ
BAD=BAO+OAE=BAO+23\angle BAD = \angle BAO + \angle OAE = \angle BAO + 23^\circ
また、BAD+BDA=90\angle BAD + \angle BDA = 90^\circとなる。なぜなら、ABD=67\angle ABD=67^{\circ}よりADB=180(67+90)\angle ADB = 180^{\circ} - (67^{\circ} + 90^{\circ}) であり、BDA=23\angle BDA=23^{\circ}
ABD=67\angle ABD = 67^{\circ}なので、BAO=x\angle BAO = x とすると、BAO+23=67\angle BAO + 23^\circ = 67^\circ
OAB\angle OABxx なので、
x+23=67x + 23^\circ = 67^\circから x=6723=44x = 67^\circ - 23^\circ = 44^\circとなります。
BAO=44\angle BAO = 44^{\circ}
AOC=2ABC\angle AOC = 2\angle ABC (中心角と円周角の関係)
OAB=x\angle OAB = x であり、OA=OBOA=OBなので OAB\triangle OAB は二等辺三角形となり、OBA=x\angle OBA = x
AOB=1802x\angle AOB = 180^\circ - 2x
BOC=180AOB=180(1802x)=2x\angle BOC = 180^{\circ} - \angle AOB = 180^{\circ} - (180^{\circ} - 2x) = 2x
BAC=23\angle BAC = 23^\circ
ABC=67\angle ABC = 67^\circ
BCA=x\angle BCA = x
BAC=BDC\angle BAC = \angle BDC (円周角の定理)
BDC=23\angle BDC = 23^\circ
DBC\triangle DBC において、
DBC+BCD+CDB=180\angle DBC + \angle BCD + \angle CDB = 180^\circ
67+x+23=18067^{\circ} + x + 23^{\circ} = 180^{\circ}
x+90=180x + 90^{\circ} = 180^{\circ}
x=90x = 90^{\circ}

3. 最終的な答え

x = 23 度

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