図において、$AB = 9$ cm、$BC = 12$ cm、$CD = DA = 6$ cmである。以下の3つの問題を解く。 (1) $BE:ED$ を求める。 (2) $\triangle ABE$ と $\triangle DBC$ の面積の比を求める。 (3) 線分 $DE$ の長さを求める。

幾何学相似三角形余弦定理
2025/8/15

1. 問題の内容

図において、AB=9AB = 9 cm、BC=12BC = 12 cm、CD=DA=6CD = DA = 6 cmである。以下の3つの問題を解く。
(1) BE:EDBE:ED を求める。
(2) ABE\triangle ABEDBC\triangle DBC の面積の比を求める。
(3) 線分 DEDE の長さを求める。

2. 解き方の手順

(1) BE:EDBE:ED を求める。
まず、ABE=CDE\angle ABE = \angle CDE および BAE=DCE\angle BAE = \angle DCE であるから、ABECDE\triangle ABE \sim \triangle CDE である。
したがって、BE:ED=AB:CD=9:6=3:2BE:ED = AB:CD = 9:6 = 3:2となる。
(2) ABE\triangle ABEDBC\triangle DBC の面積の比を求める。
ABECDE\triangle ABE \sim \triangle CDE であり、AB:CD=3:2AB:CD = 3:2 である。
DBC\triangle DBC において、BDBD を引くと、DBC\triangle DBCDEC\triangle DECBEC\triangle BEC に分割できる。
ABE\triangle ABECDE\triangle CDE の相似比が 3:23:2 であるから、AE:CE=3:2AE:CE = 3:2 である。
したがって、ABE:CDE=32:22=9:4\triangle ABE:\triangle CDE = 3^2:2^2 = 9:4となる。
ABE\triangle ABEDBC\triangle DBC の面積比を求めるには、AB/BCAB/BC と関係付ける。
BAC=BDC\angle BAC=\angle BDC であり、ABC=ADC\angle ABC=\angle ADC である。またADB=ACB\angle ADB = \angle ACB , CAD=CBD\angle CAD = \angle CBD となる。
BAE=BCE\angle BAE = \angle BCEなので、ABE\triangle ABEDBC\triangle DBCの面積比はAB2:BC2=92:122=81:144=9:16AB^2 : BC^2 = 9^2 : 12^2 = 81:144 = 9:16となる。
(3) 線分 DEDE の長さを求める。
BE:ED=3:2BE:ED = 3:2 である。
ABECDE\triangle ABE \sim \triangle CDE であるから、AB:CD=BE:DE=AE:CE=9:6=3:2AB:CD = BE:DE = AE:CE = 9:6 = 3:2
また、AE:CE=3:2AE:CE = 3:2 である。
線分DEDEの長さを求めるには、CD=6CD=6 であることを利用する。CAD=CBD\angle CAD = \angle CBD であるから。

3. 最終的な答え

(1) BE:ED=3:2BE:ED = 3:2
(2) ABE:DBC=9:16\triangle ABE : \triangle DBC = 9:16
(3) 線分 DEDE の長さは xx とおくと、まずAEAEの長さを知る必要がある。
  AEAExxとする。AE=xAE=xとおく。BEDE=AECE=ABCD=32\frac{BE}{DE}=\frac{AE}{CE}=\frac{AB}{CD}=\frac{3}{2}なので、
 AECE=32\frac{AE}{CE}=\frac{3}{2}である。xCE=32\frac{x}{CE}=\frac{3}{2}なので、CE=2x3CE = \frac{2x}{3}
DEDE の長さを yy とおくと、
BEDE=32\frac{BE}{DE} = \frac{3}{2}なので、BE=32yBE = \frac{3}{2}y
余弦定理を ABD\triangle ABD に適用すると、BD2=AB2+AD22ABADcosABD^2 = AB^2 + AD^2 - 2 \cdot AB \cdot AD \cdot \cos A
余弦定理を BCD\triangle BCD に適用すると、BD2=BC2+CD22BCCDcosCBD^2 = BC^2 + CD^2 - 2 \cdot BC \cdot CD \cdot \cos C
DEDE の長さは、相似な三角形の比を用いて、 CECE など他の長さを知ることで求めることができる。
最終的な答えは以下の通りです。
(1) BE:ED=3:2BE:ED = 3:2
(2) ABE:DBC=9:16\triangle ABE : \triangle DBC = 9:16
(3) 線分 DEDE の長さ (求められず)

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