以下の2つの2次関数について、最大値または最小値を求め、そのときの $x$ の値を求める問題です。 (1) $y = 3(x-1)^2 - 4$ (2) $y = -x^2 - 8x + 7$

代数学二次関数最大値最小値平方完成放物線
2025/8/15

1. 問題の内容

以下の2つの2次関数について、最大値または最小値を求め、そのときの xx の値を求める問題です。
(1) y=3(x1)24y = 3(x-1)^2 - 4
(2) y=x28x+7y = -x^2 - 8x + 7

2. 解き方の手順

(1) y=3(x1)24y = 3(x-1)^2 - 4 の場合:
この関数は平方完成された形 y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + q で表されています。
この形から、頂点の座標は (p,q)(p, q) であることがわかります。
この問題の場合、頂点の座標は (1,4)(1, -4) です。
a=3>0a = 3 > 0 であるため、このグラフは下に凸の放物線であり、最小値を持ちます。
最小値は頂点の yy 座標で、4-4 です。
最小値を取る xx の値は頂点の xx 座標で、11 です。
最大値は存在しません。
(2) y=x28x+7y = -x^2 - 8x + 7 の場合:
この関数を平方完成します。
y=(x2+8x)+7y = -(x^2 + 8x) + 7
y=(x2+8x+1616)+7y = -(x^2 + 8x + 16 - 16) + 7
y=((x+4)216)+7y = -((x + 4)^2 - 16) + 7
y=(x+4)2+16+7y = -(x + 4)^2 + 16 + 7
y=(x+4)2+23y = -(x + 4)^2 + 23
頂点の座標は (4,23)(-4, 23) です。
係数が 1<0-1 < 0 であるため、このグラフは上に凸の放物線であり、最大値を持ちます。
最大値は頂点の yy 座標で、2323 です。
最大値を取る xx の値は頂点の xx 座標で、4-4 です。
最小値は存在しません。

3. 最終的な答え

(1) 最小値:y=4y = -4 (x=1x = 1 のとき), 最大値:なし
(2) 最大値:y=23y = 23 (x=4x = -4 のとき), 最小値:なし

「代数学」の関連問題

家から900m離れた駅へ、兄は徒歩で、弟は自転車で行った。図は、兄が家を出発してからの時間と家からの道のりの関係を表している。以下の問いに答える。 (1) 兄の歩く速さを求めよ。 (2) 兄が出発して...

一次関数グラフ速さ方程式
2025/8/15

$y$ が $x$ に反比例する関係を表した表において、表中の空欄にあてはまる数を求める問題です。表の値は以下の通りです。 | $x$ | -2 | 1 | 4 | |---|---|---|---|...

反比例比例定数関係式
2025/8/15

$y$ が $x$ に反比例する関係を表す表において、表中の空欄に当てはまる数を求める問題です。$x$ と $y$ の値が一つだけ与えられていて、$y=1$ の時の $x$ の値を求める必要があります...

反比例比例定数関数
2025/8/15

与えられた2次式 $2x^2 + 10x - 48$ を因数分解する問題です。

因数分解二次式共通因数
2025/8/15

以下の連立方程式を解く問題です。 $\begin{cases} 2x - 3y = 4 \\ 5x - 4y = 3 \end{cases}$

連立方程式加減法一次方程式
2025/8/15

与えられた式を計算し、簡略化せよ。式は次の通りです。 $\frac{2\sqrt{3}}{\sqrt{6} - \sqrt{27}} - \frac{4\sqrt{3}}{\sqrt{8} + \sq...

根号式の計算有理化分数
2025/8/15

関数 $f(x) = 2x^2 + 3mx - 2m$ の $0 \le x \le 1$ における最小値を $g$ とします。$g$ を $m$ で表し、さらに $m$ がすべての実数をとるとき、$...

二次関数最大最小場合分け平方完成
2025/8/15

$x$ の関数 $f(x) = 2x^2 + 3mx - 2m$ について、 $0 \le x \le 1$ における最小値を $g$ とする。 (1) $g$ を $m$ を用いて表せ。 (2) $...

二次関数最大値最小値場合分け平方完成
2025/8/15

関数 $f(x) = 2x^2 + 3mx - 2m$ について、区間 $0 \le x \le 1$ における最小値を $g$ とする。$g$ を $m$ を用いて表し、$m$ がすべての実数をとる...

二次関数最大最小場合分け平方完成
2025/8/15

実数 $x, y$ に対して、不等式 $x^2 + 25y^2 \ge 10xy$ を証明し、等号が成り立つ条件を求める問題です。証明の穴埋め形式になっています。

不等式実数完全平方式証明等号成立条件
2025/8/15