この和は、等差数列と等比数列の積の和の形をしています。このような和を求めるには、等比数列の公比を掛けて、元の式から引くという方法を用います。
S=1⋅1+2⋅4+3⋅42+⋯+n⋅4n−1 次に、両辺に公比 4 を掛けます。
4S=1⋅4+2⋅42+3⋅43+⋯+(n−1)⋅4n−1+n⋅4n S−4S=(1⋅1+2⋅4+3⋅42+⋯+n⋅4n−1)−(1⋅4+2⋅42+3⋅43+⋯+(n−1)⋅4n−1+n⋅4n) −3S=1+(2−1)⋅4+(3−2)⋅42+⋯+(n−(n−1))⋅4n−1−n⋅4n −3S=1+4+42+⋯+4n−1−n⋅4n ここで、1+4+42+⋯+4n−1 は初項 1、公比 4、項数 n の等比数列の和なので、次のように計算できます。 1+4+42+⋯+4n−1=4−11(4n−1)=34n−1 したがって、
−3S=34n−1−n⋅4n S=−31(34n−1−n⋅4n) S=−91(4n−1−3n⋅4n) S=93n⋅4n−4n+1 S=9(3n−1)4n+1