四角形OABCは平行四辺形であり、点A, B, Dの座標がそれぞれA(7, 2), B(10, 6), D(0, 2)で与えられています。以下のものを求めます。 (1) 点Cの座標 (2) 三角形OACの面積 (3) 平行四辺形OABCの面積 (4) 点Dを通り、平行四辺形OABCの面積を2等分する直線の式

幾何学座標平面平行四辺形面積ベクトル直線の式
2025/8/16

1. 問題の内容

四角形OABCは平行四辺形であり、点A, B, Dの座標がそれぞれA(7, 2), B(10, 6), D(0, 2)で与えられています。以下のものを求めます。
(1) 点Cの座標
(2) 三角形OACの面積
(3) 平行四辺形OABCの面積
(4) 点Dを通り、平行四辺形OABCの面積を2等分する直線の式

2. 解き方の手順

(1) 点Cの座標
平行四辺形の性質から、OC=BA\vec{OC} = \vec{BA}が成り立ちます。
BA=(710,26)=(3,4)\vec{BA} = (7-10, 2-6) = (-3, -4)
したがって、点Cの座標はC(03,04)=C(3,4)C(0-3, 0-4) = C(-3, -4)
(2) 三角形OACの面積
点O(0,0), A(7,2), C(-3,-4) を頂点とする三角形の面積は、
S=12(7×(4)2×(3))=12(28+6)=1222=11S = \frac{1}{2} |(7 \times (-4) - 2 \times (-3))| = \frac{1}{2} |(-28 + 6)| = \frac{1}{2} |-22| = 11
(3) 平行四辺形OABCの面積
平行四辺形OABCの面積は、三角形OACの面積の2倍です。
したがって、平行四辺形OABCの面積は2×11=222 \times 11 = 22
または、
OA=(7,2)\vec{OA} = (7, 2)
OD=(0,2)\vec{OD} = (0, 2)
平行四辺形OABCの面積は OA×OC|\vec{OA} \times \vec{OC}| で求められます。
OC=(3,4)\vec{OC} = (-3, -4)
面積 = 7(4)2(3)=28+6=22=22|7(-4) - 2(-3)| = |-28 + 6| = |-22| = 22
(4) 点Dを通り、平行四辺形OABCの面積を2等分する直線の式
平行四辺形の面積を2等分する直線は、平行四辺形の対角線の交点を通ります。
対角線OAとBCの中点は一致します。また、対角線OBとACの中点も一致します。
対角線OBの中点は(10+02,6+02)=(5,3)(\frac{10+0}{2}, \frac{6+0}{2}) = (5, 3)
したがって、直線は点D(0,2)と点(5,3)を通ります。
直線の傾きは3250=15\frac{3-2}{5-0} = \frac{1}{5}
切片は2なので、直線の式はy=15x+2y = \frac{1}{5}x + 2

3. 最終的な答え

(1) 点Cの座標: C(-3, -4)
(2) 三角形OACの面積: 11
(3) 平行四辺形OABCの面積: 22
(4) 点Dを通り、平行四辺形OABCの面積を2等分する直線の式: y=15x+2y = \frac{1}{5}x + 2

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