数列 $1, 1+2, 1+2+4, 1+2+4+8, \dots$ の初項から第 $n$ 項までの和を求める。

代数学数列等比数列級数シグマ
2025/8/16

1. 問題の内容

数列 1,1+2,1+2+4,1+2+4+8,1, 1+2, 1+2+4, 1+2+4+8, \dots の初項から第 nn 項までの和を求める。

2. 解き方の手順

まず、数列の一般項を求める。数列の第 kk 項は、初項1、公比2の等比数列の初項から第 kk 項までの和である。したがって、第 kkaka_k は、
ak=i=0k12i=1(2k1)21=2k1a_k = \sum_{i=0}^{k-1} 2^i = \frac{1(2^k - 1)}{2-1} = 2^k - 1
となる。
次に、数列の初項から第 nn 項までの和 SnS_n を求める。
Sn=k=1nak=k=1n(2k1)=k=1n2kk=1n1S_n = \sum_{k=1}^{n} a_k = \sum_{k=1}^{n} (2^k - 1) = \sum_{k=1}^{n} 2^k - \sum_{k=1}^{n} 1
ここで、k=1n2k\sum_{k=1}^{n} 2^k は、初項2、公比2の等比数列の初項から第 nn 項までの和であるから、
k=1n2k=2(2n1)21=2n+12\sum_{k=1}^{n} 2^k = \frac{2(2^n - 1)}{2-1} = 2^{n+1} - 2
また、k=1n1=n\sum_{k=1}^{n} 1 = n である。
したがって、
Sn=(2n+12)n=2n+1n2S_n = (2^{n+1} - 2) - n = 2^{n+1} - n - 2

3. 最終的な答え

数列の初項から第 nn 項までの和は 2n+1n22^{n+1} - n - 2 である。

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