2つの2次方程式 $x^2 - mx + 2m - 3 = 0$ と $x^2 - (m-1)x + 1 = 0$ が与えられている。前者は異なる2つの実数解を持ち、後者は異なる2つの虚数解を持つとき、定数 $m$ の値の範囲を求める。

代数学二次方程式判別式不等式実数解虚数解解の範囲
2025/8/16

1. 問題の内容

2つの2次方程式 x2mx+2m3=0x^2 - mx + 2m - 3 = 0x2(m1)x+1=0x^2 - (m-1)x + 1 = 0 が与えられている。前者は異なる2つの実数解を持ち、後者は異なる2つの虚数解を持つとき、定数 mm の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

まず、x2mx+2m3=0x^2 - mx + 2m - 3 = 0 が異なる2つの実数解を持つための条件を考える。判別式を D1D_1 とすると、
D1=(m)24(2m3)=m28m+12>0D_1 = (-m)^2 - 4(2m - 3) = m^2 - 8m + 12 > 0
(m2)(m6)>0(m - 2)(m - 6) > 0
よって、m<2m < 2 または m>6m > 6
次に、x2(m1)x+1=0x^2 - (m-1)x + 1 = 0 が異なる2つの虚数解を持つための条件を考える。判別式を D2D_2 とすると、
D2=((m1))24(1)=(m1)24<0D_2 = (-(m-1))^2 - 4(1) = (m-1)^2 - 4 < 0
m22m+14<0m^2 - 2m + 1 - 4 < 0
m22m3<0m^2 - 2m - 3 < 0
(m3)(m+1)<0(m - 3)(m + 1) < 0
よって、1<m<3-1 < m < 3
したがって、m<2m < 2 または m>6m > 61<m<3-1 < m < 3 を満たす mm の範囲を求める。
m<2m < 2 かつ 1<m<3-1 < m < 3 より、1<m<2-1 < m < 2
m>6m > 6 かつ 1<m<3-1 < m < 3 より、解なし。

3. 最終的な答え

1<m<2-1 < m < 2

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