まず、与えられた2次関数 y=x2−4x+3 のグラフの概形を把握します。平方完成を行うと、 y=(x−2)2−1 となります。頂点は (2,−1) で、下に凸な放物線です。 次に、各集合 A,B,C の y の範囲を求めます。 (1) 集合 A: 0≤x≤3 x=0 のとき、y=02−4(0)+3=3 x=2 のとき、y=(2−2)2−1=−1 (頂点) x=3 のとき、y=32−4(3)+3=9−12+3=0 したがって、−1≤y≤3 となり、A={y∣−1≤y≤3} (2) 集合 B: 2≤x≤5 x=2 のとき、y=−1 (頂点) x=5 のとき、y=52−4(5)+3=25−20+3=8 したがって、−1≤y≤8 となり、B={y∣−1≤y≤8} (3) 集合 C: −1≤x≤21 x=−1 のとき、y=(−1)2−4(−1)+3=1+4+3=8 x=21 のとき、y=(21)2−4(21)+3=41−2+3=45 したがって、45≤y≤8 となり、C={y∣45≤y≤8} それぞれの集合の定義がわかったので、問題で指示された集合について考えます。
(1) A={y∣−1≤y≤3} (2) A∩B: 集合 A と集合 B の共通部分を求めます。 A={y∣−1≤y≤3} B={y∣−1≤y≤8} よって、A∩B={y∣−1≤y≤3} (3) A∩B∩C: 集合 A, B, C の共通部分を求めます。 A∩B={y∣−1≤y≤3} C={y∣45≤y≤8} よって、A∩B∩C={y∣45≤y≤3} (4) A∩B: 集合 B から集合 A の要素を除いた部分を求めます。 A={y∣−1≤y≤3} なので、A={y∣y<−1 or y>3} B={y∣−1≤y≤8} よって、A∩B={y∣3<y≤8}