## 問題3
**(1) 2次関数 y=3x2+x−5 の最小値を求めなさい。** **解き方の手順**
与えられた2次関数を平方完成して、頂点の y 座標を求めます。 まず、x2 の係数で x の項までをくくります。 y=3(x2+31x)−5 次に、x2+31x を平方完成します。(x+61)2=x2+31x+361 なので、361 を足して引きます。 y=3(x2+31x+361−361)−5 y=3((x+61)2−361)−5 y=3(x+61)2−121−5 y=3(x+61)2−1261 よって、頂点は (−61,−1261) であり、下に凸な放物線なので、最小値は −1261 です。 **最終的な答え**
最小値: −1261 **(2) 区別のつかないサイコロ2個を同時に投げるとき少なくとも1個は偶数が出る確率を求めなさい。**
**解き方の手順**
少なくとも1個が偶数である確率を求める代わりに、両方とも奇数である確率を求めて、それを1から引くという方法で計算します。
サイコロは区別がつかないので、全事象は 6+26×5=21通りではなく、6×6=36通りと考えます。 両方とも奇数である確率は、1個のサイコロが奇数である確率は 63=21 なので、両方とも奇数である確率は 21×21=41 です。 したがって、少なくとも1個が偶数である確率は 1−41=43 となります。 別解:サイコロに区別があると考え、事象を数え上げる。
少なくとも1つが偶数である確率は、
(偶数、偶数)、(偶数、奇数)、(奇数、偶数)の3パターンがある。
それぞれの確率は、21×21=41なので、 確率は41+41+41=43。 **最終的な答え**
**(3) x=5+31, y=5−31 のとき、xy の値を求めなさい。** **解き方の手順**
xy=5+31×5−31 xy=(5+3)(5−3)1 xy=(5)2−(3)21 xy=5−31 xy=21 **最終的な答え**
**(4) 実数 x について、不等式 x2+ax+a+3>0 が成り立つように、定数 a の値の範囲を定めなさい。** **解き方の手順**
2次不等式 x2+ax+a+3>0 がすべての実数 x で成り立つためには、2次関数 y=x2+ax+a+3 のグラフが常に x 軸より上にある必要があります。つまり、判別式 D が負である必要があります。 判別式 D=a2−4(a+3)<0 a2−4a−12<0 (a−6)(a+2)<0 したがって、−2<a<6 **最終的な答え**
**(5) tanθ=4 のときの cosθ の値を求めなさい。ただし、0∘≤θ≤90∘ とする。** **解き方の手順**
tanθ=cosθsinθ=4 より、sinθ=4cosθ です。 sin2θ+cos2θ=1 に代入すると、 (4cosθ)2+cos2θ=1 16cos2θ+cos2θ=1 17cos2θ=1 cos2θ=171 0∘≤θ≤90∘ なので、cosθ>0 です。 cosθ=171=171=1717 **最終的な答え**
cosθ=1717 **(6) 2進数 1101 を 10進数に直しなさい。**
**解き方の手順**
2進数の各桁に 2 のべき乗を掛け、それらを合計します。 11012=1×23+1×22+0×21+1×20 11012=1×8+1×4+0×2+1×1 11012=8+4+0+1 11012=13 **最終的な答え**
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## 問題4
**(1) 辺ADの長さを求めなさい。**
**解き方の手順**
三角形ABDにおいて、余弦定理を用いると、
AD2=AB2+BD2−2×AB×BD×cos∠ABD AD2=82+102−2×8×10×3223 AD2=64+100−160×3223 AD2=164−5×23 AD2=164−115 よって、AD=49=7 **最終的な答え**
AD = 7
**(2) 辺CDの長さを求めなさい。**
**解き方の手順**
三角形CADにおいて、余弦定理を用いると、
CD2=CA2+AD2−2×CA×AD×cos∠CAD CD2=82+72−2×8×7×1411 CD2=64+49−112×1411 CD2=113−8×11 CD2=113−88 よって、CD=25=5 **最終的な答え**
CD = 5
**(3) ∠ACDの大きさを求めなさい。**
**解き方の手順**
三角形ACDにおいて、余弦定理を用いると、
cos∠ACD=2×CA×CDCA2+CD2−AD2 cos∠ACD=2×8×582+52−72 cos∠ACD=8064+25−49 cos∠ACD=8040 cos∠ACD=21 よって、∠ACD=60∘ **最終的な答え**