三角形ABCにおいて、辺ABの中点をMとする。点Mを通り辺BC, ACに平行な直線と、辺AC, BCとの交点をそれぞれD, Eとする。このとき、三角形AMDと三角形MBEが合同であることを証明する。

幾何学三角形合同平行線証明
2025/8/16

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、辺ABの中点をMとする。点Mを通り辺BC, ACに平行な直線と、辺AC, BCとの交点をそれぞれD, Eとする。このとき、三角形AMDと三角形MBEが合同であることを証明する。

2. 解き方の手順

(1) Mは辺ABの中点なので、AM=BMAM = BM
(2) MDはBCと平行なので、AMD∠AMDMBE∠MBEは同位角として等しい。つまり、AMD=MBE∠AMD = ∠MBE
(3) MEはACと平行なので、AME∠AMEDAE∠DAEは同位角として等しい。
したがって、AME=A∠AME = ∠Aとなる。
また、三角形の内角の和は180度なので、三角形ABCにおいて、A+B+C=180°∠A + ∠B + ∠C = 180°
三角形MBEにおいて、BME+MBE+B=180°∠BME + ∠MBE + ∠B = 180°
MDはBCと平行なので、MDA=BCA∠MDA = ∠BCA
よって、AMD=BME∠AMD = ∠BMEとなる。
さらに、MEはACと平行なので、MEB=CAB∠MEB = ∠CABとなる。
したがって、三角形AMDと三角形MBEにおいて、AM=BMAM=BM, AMD=MBE∠AMD = ∠MBE, MAD=BEM∠MAD = ∠BEM
これは、一辺とその両端の角がそれぞれ等しいことを示しているので、三角形AMDと三角形MBEは合同である。

3. 最終的な答え

三角形AMDと三角形MBEは合同である。

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