2つの直線 $x + ay + 1 = 0$ と $ax + (a+2)y + 3 = 0$ が平行であるときと、垂直であるときの定数 $a$ の値をそれぞれ求めます。

幾何学直線平行垂直連立方程式
2025/8/16

1. 問題の内容

2つの直線 x+ay+1=0x + ay + 1 = 0ax+(a+2)y+3=0ax + (a+2)y + 3 = 0 が平行であるときと、垂直であるときの定数 aa の値をそれぞれ求めます。

2. 解き方の手順

(1) 平行条件
2つの直線 a1x+b1y+c1=0a_1x + b_1y + c_1 = 0a2x+b2y+c2=0a_2x + b_2y + c_2 = 0 が平行であるための条件は、
a1a2=b1b2c1c2\frac{a_1}{a_2} = \frac{b_1}{b_2} \neq \frac{c_1}{c_2}
が成り立つことです。
この問題の場合、a1=1a_1 = 1, b1=ab_1 = a, c1=1c_1 = 1, a2=aa_2 = a, b2=a+2b_2 = a+2, c2=3c_2 = 3 なので、
1a=aa+213\frac{1}{a} = \frac{a}{a+2} \neq \frac{1}{3}
が成り立ちます。
1a=aa+2\frac{1}{a} = \frac{a}{a+2} より、
a2=a+2a^2 = a + 2
a2a2=0a^2 - a - 2 = 0
(a2)(a+1)=0(a-2)(a+1) = 0
a=2,1a = 2, -1
a=2a = 2 のとき、1a=12\frac{1}{a} = \frac{1}{2}, 1312\frac{1}{3} \neq \frac{1}{2} より条件を満たす。
a=1a = -1 のとき、1a=1\frac{1}{a} = -1, 131\frac{1}{3} \neq -1 より条件を満たす。
(2) 垂直条件
2つの直線 a1x+b1y+c1=0a_1x + b_1y + c_1 = 0a2x+b2y+c2=0a_2x + b_2y + c_2 = 0 が垂直であるための条件は、
a1a2+b1b2=0a_1a_2 + b_1b_2 = 0
が成り立つことです。
この問題の場合、a1=1a_1 = 1, b1=ab_1 = a, a2=aa_2 = a, b2=a+2b_2 = a+2 なので、
1a+a(a+2)=01 \cdot a + a \cdot (a+2) = 0
a+a2+2a=0a + a^2 + 2a = 0
a2+3a=0a^2 + 3a = 0
a(a+3)=0a(a+3) = 0
a=0,3a = 0, -3

3. 最終的な答え

平行であるとき: a=2,1a = 2, -1
垂直であるとき: a=0,3a = 0, -3

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