$a, b$ を定数とする連立不等式 $\begin{cases} |x-2a+4| < 5 & ...(1) \\ x > b \end{cases}$ について、以下の問題を解く。 (1) 不等式(1)の解を求める。 (2) 連立不等式を満たす整数がちょうど2つであるとき、連立不等式を満たす $x$ の範囲を数直線上に表した図として最も適切なものを選択する。 (3) $b=1$ のとき、$a$ の値の範囲を求める。

代数学不等式連立不等式絶対値数直線
2025/8/18

1. 問題の内容

a,ba, b を定数とする連立不等式
{x2a+4<5...(1)x>b\begin{cases} |x-2a+4| < 5 & ...(1) \\ x > b \end{cases}
について、以下の問題を解く。
(1) 不等式(1)の解を求める。
(2) 連立不等式を満たす整数がちょうど2つであるとき、連立不等式を満たす xx の範囲を数直線上に表した図として最も適切なものを選択する。
(3) b=1b=1 のとき、aa の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(1) 不等式 x2a+4<5|x-2a+4| < 5 を解く。
5<x2a+4<5-5 < x-2a+4 < 5
54<x2a<54-5-4 < x-2a < 5-4
9<x2a<1-9 < x-2a < 1
2a9<x<2a+12a-9 < x < 2a+1
したがって、不等式(1)の解は 2a9<x<2a+12a-9 < x < 2a+1 である。よって、ア=9, イ=<, ウ=<, エ=1。
(2) 連立不等式
{2a9<x<2a+1x>b\begin{cases} 2a-9 < x < 2a+1 \\ x > b \end{cases}
を満たす整数がちょうど2つであるとき、数直線上に表した図として適切なものは、不等式 x>bx > b の範囲と 2a9<x<2a+12a-9 < x < 2a+1 の範囲が重なり、その重なっている範囲に整数がちょうど2つ含まれる必要がある。図を比較すると、図②が適切である。なぜなら、図②では、bbの値と 2a92a-9 の値の間に重なりがあり、整数2つ分だけ範囲があるからである。したがって、オ=2。
(3) b=1b=1のとき、2a9<x<2a+12a-9 < x < 2a+1 かつ x>1x > 1 である。
つまり、1<x<2a+11 < x < 2a+1 となる。この範囲に整数がちょうど2つ含まれるということは、整数2と3が含まれ、4は含まれないということである。
したがって、3<2a+143 < 2a+1 \leq 4 となる。
31<2a413-1 < 2a \leq 4-1
2<2a32 < 2a \leq 3
1<a321 < a \leq \frac{3}{2}
よって、カ=1, キ=<, ク=3, ケ=/, コ=2。ここで、「/」は分数を示している。

3. 最終的な答え

(1) ア=9, イ=<, ウ=<, エ=1
(2) オ=2
(3) カ=1, キ=<, ク=3, ケ=/, コ=2 (1<a321 < a \leq \frac{3}{2})

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