立方体ABCD-EFGHにおいて、$\angle EAG = \theta$ とするとき、$\sin \theta$ の値を求めよ。

幾何学空間図形立方体三角比余弦定理
2025/4/7

1. 問題の内容

立方体ABCD-EFGHにおいて、EAG=θ\angle EAG = \theta とするとき、sinθ\sin \theta の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、立方体の一辺の長さを aa とします。
次に、線分 AEAE の長さを計算します。これは立方体の1辺なので、AE=aAE = a です。
線分 AGAG の長さを計算します。これは立方体の対角線なので、三平方の定理より、AG=AB2+BC2+CG2=a2+a2+a2=3a2=a3AG = \sqrt{AB^2 + BC^2 + CG^2} = \sqrt{a^2 + a^2 + a^2} = \sqrt{3a^2} = a\sqrt{3} です。
線分 EGEG の長さを計算します。これは正方形EFGHの対角線なので、EG=EF2+FG2=a2+a2=2a2=a2EG = \sqrt{EF^2 + FG^2} = \sqrt{a^2 + a^2} = \sqrt{2a^2} = a\sqrt{2} です。
AEG\triangle AEG について、余弦定理を用いると、
EG2=AE2+AG22AEAGcosθEG^2 = AE^2 + AG^2 - 2 \cdot AE \cdot AG \cdot \cos \theta
(a2)2=a2+(a3)22aa3cosθ(a\sqrt{2})^2 = a^2 + (a\sqrt{3})^2 - 2 \cdot a \cdot a\sqrt{3} \cdot \cos \theta
2a2=a2+3a22a23cosθ2a^2 = a^2 + 3a^2 - 2a^2\sqrt{3} \cos \theta
2a2=4a22a23cosθ2a^2 = 4a^2 - 2a^2\sqrt{3} \cos \theta
2a23cosθ=2a22a^2\sqrt{3} \cos \theta = 2a^2
cosθ=2a22a23=13=33\cos \theta = \frac{2a^2}{2a^2\sqrt{3}} = \frac{1}{\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{3}}{3}
sin2θ+cos2θ=1\sin^2 \theta + \cos^2 \theta = 1 より、
sin2θ=1cos2θ=1(33)2=139=113=23\sin^2 \theta = 1 - \cos^2 \theta = 1 - (\frac{\sqrt{3}}{3})^2 = 1 - \frac{3}{9} = 1 - \frac{1}{3} = \frac{2}{3}
sinθ=23=23=63\sin \theta = \sqrt{\frac{2}{3}} = \frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{6}}{3}

3. 最終的な答え

sinθ=63\sin \theta = \frac{\sqrt{6}}{3}

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