与えられた2つの2次不等式を解きます。 (1) $x^2 + 4x + 7 > 0$ (2) $x^2 - 3x + 3 > 0$

代数学二次不等式判別式不等式の解法
2025/8/19

1. 問題の内容

与えられた2つの2次不等式を解きます。
(1) x2+4x+7>0x^2 + 4x + 7 > 0
(2) x23x+3>0x^2 - 3x + 3 > 0

2. 解き方の手順

(1) x2+4x+7>0x^2 + 4x + 7 > 0
まず、左辺の2次式の判別式を計算します。
D=b24ac=424(1)(7)=1628=12D = b^2 - 4ac = 4^2 - 4(1)(7) = 16 - 28 = -12
判別式 D<0D < 0 なので、この2次式は実数解を持ちません。
また、x2x^2 の係数 1>01 > 0 であるため、すべての実数 xx に対して x2+4x+7>0x^2 + 4x + 7 > 0 が成り立ちます。
なぜならば、y=x2+4x+7y = x^2 + 4x + 7 のグラフは下に凸の放物線であり、xx 軸と交わらないため、常に y>0y > 0 となるからです。
(2) x23x+3>0x^2 - 3x + 3 > 0
同様に、左辺の2次式の判別式を計算します。
D=b24ac=(3)24(1)(3)=912=3D = b^2 - 4ac = (-3)^2 - 4(1)(3) = 9 - 12 = -3
判別式 D<0D < 0 なので、この2次式は実数解を持ちません。
また、x2x^2 の係数 1>01 > 0 であるため、すべての実数 xx に対して x23x+3>0x^2 - 3x + 3 > 0 が成り立ちます。
なぜならば、y=x23x+3y = x^2 - 3x + 3 のグラフは下に凸の放物線であり、xx 軸と交わらないため、常に y>0y > 0 となるからです。

3. 最終的な答え

(1) すべての実数
(2) すべての実数

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