与えられた不等式を解きます。具体的には、 (3) $5-2x+x^2 \ge 0$ (4) $2\sqrt{2x+1} \le -2x^2$ (5) $-3 > 2x^2 + 7x$ (6) $3x^2 - 4x \ge 2x^2 - 5x + 1$

代数学不等式二次不等式平方完成解の公式根号
2025/8/19

1. 問題の内容

与えられた不等式を解きます。具体的には、
(3) 52x+x205-2x+x^2 \ge 0
(4) 22x+12x22\sqrt{2x+1} \le -2x^2
(5) 3>2x2+7x-3 > 2x^2 + 7x
(6) 3x24x2x25x+13x^2 - 4x \ge 2x^2 - 5x + 1

2. 解き方の手順

(3) 52x+x205-2x+x^2 \ge 0
左辺を平方完成します。
(x1)2+40(x-1)^2 + 4 \ge 0
(x1)2(x-1)^2 は常に0以上なので、(x1)2+4(x-1)^2 + 4 は常に4以上となります。よって、すべての実数 xx でこの不等式は成り立ちます。
(4) 22x+12x22\sqrt{2x+1} \le -2x^2
まず、根号の中身が0以上である必要があるので、2x+102x+1 \ge 0、すなわち x12x \ge -\frac{1}{2} です。
また、左辺は0以上であるのに対し、右辺は0以下なので、22x+1=2x2=02\sqrt{2x+1} = -2x^2 = 0 となる場合のみ不等式が成り立ちます。
22x+1=02\sqrt{2x+1} = 0 より 2x+1=02x+1=0 なので x=12x = -\frac{1}{2}
2x2=0-2x^2 = 0 より x=0x=0
したがって x=12x=-\frac{1}{2}を代入すると22(12)+1=02\sqrt{2(-\frac{1}{2})+1} = 0であり、2(12)2=12-2(-\frac{1}{2})^2 = -\frac{1}{2}なので、 0120 \le -\frac{1}{2}とはならない。
x=0x=0を代入すると 2102\sqrt{1} \le 0となり成り立たない。
この不等式を満たす実数 xx は存在しません。
(5) 3>2x2+7x-3 > 2x^2 + 7x
2x2+7x+3<02x^2 + 7x + 3 < 0
(2x+1)(x+3)<0(2x+1)(x+3) < 0
2x+1=02x+1=0x+3=0x+3=0 を解くと、x=12x=-\frac{1}{2}x=3x=-3
したがって、3<x<12-3 < x < -\frac{1}{2}
(6) 3x24x2x25x+13x^2 - 4x \ge 2x^2 - 5x + 1
x2+x10x^2 + x - 1 \ge 0
x2+x1=0x^2 + x - 1 = 0 を解の公式で解くと、
x=1±124(1)(1)2(1)=1±52x = \frac{-1 \pm \sqrt{1^2 - 4(1)(-1)}}{2(1)} = \frac{-1 \pm \sqrt{5}}{2}
したがって、x152x \le \frac{-1 - \sqrt{5}}{2} または x1+52x \ge \frac{-1 + \sqrt{5}}{2}

3. 最終的な答え

(3) すべての実数
(4) 解なし
(5) 3<x<12-3 < x < -\frac{1}{2}
(6) x152x \le \frac{-1 - \sqrt{5}}{2} または x1+52x \ge \frac{-1 + \sqrt{5}}{2}

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