2次方程式 $x^2 + 3ax + 2a^2 - 4a + 1 = 0$ が正の解と負の解を1つずつ持つような、$a$ の値の範囲を求めます。

代数学二次方程式解の公式二次不等式解の積
2025/8/19
## (4) の問題

1. 問題の内容

2次方程式 x2+3ax+2a24a+1=0x^2 + 3ax + 2a^2 - 4a + 1 = 0 が正の解と負の解を1つずつ持つような、aa の値の範囲を求めます。

2. 解き方の手順

2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の解の積は ca\frac{c}{a} で与えられます。この問題の場合、2つの解の積が負である条件を考えます。なぜなら、正の解と負の解を持つためには、解の積が負でなければならないからです。
与えられた2次方程式 x2+3ax+2a24a+1=0x^2 + 3ax + 2a^2 - 4a + 1 = 0 において、a=1a = 1, b=3ab = 3a, c=2a24a+1c = 2a^2 - 4a + 1 です。
2つの解の積は ca=2a24a+11=2a24a+1\frac{c}{a} = \frac{2a^2 - 4a + 1}{1} = 2a^2 - 4a + 1 です。
問題の条件を満たすためには、この解の積が負でなければなりません。したがって、次の不等式を解きます。
2a24a+1<02a^2 - 4a + 1 < 0
この2次不等式を解くために、まず2次方程式 2a24a+1=02a^2 - 4a + 1 = 0 の解を求めます。解の公式を使用すると、
a=(4)±(4)24(2)(1)2(2)=4±1684=4±84=4±224=1±22a = \frac{-(-4) \pm \sqrt{(-4)^2 - 4(2)(1)}}{2(2)} = \frac{4 \pm \sqrt{16 - 8}}{4} = \frac{4 \pm \sqrt{8}}{4} = \frac{4 \pm 2\sqrt{2}}{4} = 1 \pm \frac{\sqrt{2}}{2}
したがって、2次方程式 2a24a+1=02a^2 - 4a + 1 = 0 の解は a=122a = 1 - \frac{\sqrt{2}}{2}a=1+22a = 1 + \frac{\sqrt{2}}{2} です。
2次不等式 2a24a+1<02a^2 - 4a + 1 < 0 は、放物線 y=2a24a+1y = 2a^2 - 4a + 1y<0y < 0 となる aa の範囲を求めることと同じです。これは、aa が2つの解の間にある場合に該当します。したがって、
122<a<1+221 - \frac{\sqrt{2}}{2} < a < 1 + \frac{\sqrt{2}}{2}

3. 最終的な答え

122<a<1+221 - \frac{\sqrt{2}}{2} < a < 1 + \frac{\sqrt{2}}{2}

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