(1) 二次方程式が虚数解を持つ条件は、判別式が負であることです。
方程式(1)の判別式を D1、方程式(2)の判別式を D2 とします。 まず、方程式(1)の判別式 D1 を計算します。 D1=(−k)2−4(1)(k2−3k)=k2−4k2+12k=−3k2+12k=−3k(k−4) D1<0 となるのは、−3k(k−4)<0 より、k(k−4)>0。したがって、k<0 または k>4 次に、方程式(2)の判別式 D2 を計算します。ただし、k+8=0 つまり k=−8 のとき、方程式 (2) は一次方程式 −6x−8=0 となり、実数解を持ちます。k=−8 のとき、 D2/4=(−3)2−(k+8)(k)=9−(k2+8k)=9−k2−8k=−(k2+8k−9)=−(k+9)(k−1) D2<0 となるのは、−(k+9)(k−1)<0 より、(k+9)(k−1)>0。したがって、k<−9 または k>1 (2) (1)と(2)のうち、少なくとも一方が虚数解を持つのは、D1<0 または D2<0 の場合です。つまり、k<−9 または k>4 または 1<k<0。 整理すると、k<−9 または k>1 であり、k<0またはk>4。 また、k=−8 であることを考慮すると、k<−9, −9<k<−8, −8<k<0, k>4 (3) (1)と(2)のうち、一方だけが虚数解を持つのは、以下の二つの場合です。
(a) D1<0 かつ D2≥0 の場合 (b) D1≥0 かつ D2<0 の場合 (a) D1<0 より、k<0 または k>4 D2≥0 より、−9≤k≤1 この二つを満たすのは、−9≤k<0 または 4<k≤1。4<k≤1を満たすkは存在しない。 k=−8 を除外すると、−9≤k<−8 または −8<k<0 (b) D1≥0 より、0≤k≤4 D2<0 より、k<−9 または k>1 この二つを満たすのは、1<k≤4 したがって、一方だけが虚数解を持つのは、−9≤k<−8 または −8<k<0 または 1<k≤4