ハートの1から13までのカードと、ダイヤの1から13までのカードがある。ハートとダイヤからそれぞれ1枚ずつ引いたとき、引いたカードの数の積が5の倍数となる確率を求める。

確率論・統計学確率カード倍数場合の数
2025/4/7

1. 問題の内容

ハートの1から13までのカードと、ダイヤの1から13までのカードがある。ハートとダイヤからそれぞれ1枚ずつ引いたとき、引いたカードの数の積が5の倍数となる確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、カードの引き方の総数を計算する。ハートは13枚、ダイヤも13枚なので、カードの引き方の総数は 13×13=16913 \times 13 = 169 通りである。
次に、積が5の倍数になる場合を考える。積が5の倍数になるのは、ハートのカードが5の倍数であるか、ダイヤのカードが5の倍数であるか、または両方が5の倍数であるかのいずれかの場合である。
ハートのカードが5の倍数である確率は、5と10の2枚なので 2/132/13。ダイヤのカードが5の倍数である確率も同様に 2/132/13
ハートが5の倍数でない確率は 12/13=11/131 - 2/13 = 11/13。同様にダイヤが5の倍数でない確率は 11/1311/13
両方とも5の倍数でない確率は 11/13×11/13=121/16911/13 \times 11/13 = 121/169
従って、少なくともどちらかが5の倍数である確率は、1から両方とも5の倍数でない確率を引けば良いので、
1121/169=(169121)/169=48/1691 - 121/169 = (169-121)/169 = 48/169 となる。
ハートが5の倍数である場合は2通り。ダイヤが5の倍数である場合は2通り。
ハートが5の倍数のとき、ダイヤは何でも良い。2 x 13 = 26通り。
ダイヤが5の倍数のとき、ハートは何でも良い。2 x 13 = 26通り。
両方が5の倍数になる場合は、2 x 2 = 4通り。
重複を避けるために、26 + 26 - 4 = 48通り。
従って、積が5の倍数となる確率は 48/16948/169 である。

3. 最終的な答え

48/169

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