3個の白玉と3個の赤玉が入った袋から、玉を1つ取り出して色を確認し、元に戻さずに、もう1つの玉を取り出す。1回目に取り出した玉が白である事象をA、1回目に取り出した玉が赤である事象をB、2回目に取り出した玉が赤である事象をCとするとき、条件付き確率 $P_A(C)$ と $P_B(C)$ を求める問題です。

確率論・統計学条件付き確率確率事象
2025/4/7

1. 問題の内容

3個の白玉と3個の赤玉が入った袋から、玉を1つ取り出して色を確認し、元に戻さずに、もう1つの玉を取り出す。1回目に取り出した玉が白である事象をA、1回目に取り出した玉が赤である事象をB、2回目に取り出した玉が赤である事象をCとするとき、条件付き確率 PA(C)P_A(C)PB(C)P_B(C) を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、PA(C)P_A(C) を計算します。PA(C)P_A(C) は、1回目に白玉を取り出したという条件の下で、2回目に赤玉を取り出す確率です。
1回目に白玉を取り出す確率は 36=12\frac{3}{6} = \frac{1}{2} です。
1回目に白玉を取り出した後、袋の中には白玉2個と赤玉3個が残っています。
したがって、2回目に赤玉を取り出す確率は 35\frac{3}{5} です。
よって、PA(C)=35P_A(C) = \frac{3}{5}
次に、PB(C)P_B(C) を計算します。PB(C)P_B(C) は、1回目に赤玉を取り出したという条件の下で、2回目に赤玉を取り出す確率です。
1回目に赤玉を取り出す確率は 36=12\frac{3}{6} = \frac{1}{2} です。
1回目に赤玉を取り出した後、袋の中には白玉3個と赤玉2個が残っています。
したがって、2回目に赤玉を取り出す確率は 25\frac{2}{5} です。
よって、PB(C)=25P_B(C) = \frac{2}{5}

3. 最終的な答え

PA(C)=35P_A(C) = \frac{3}{5}
PB(C)=25P_B(C) = \frac{2}{5}

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