2次方程式 $x^2 + (m-1)x + (m+2) = 0$ が重解を持つときの定数 $m$ の値を求め、そのときの重解を求めます。

代数学二次方程式判別式重解解の公式
2025/3/12

1. 問題の内容

2次方程式 x2+(m1)x+(m+2)=0x^2 + (m-1)x + (m+2) = 0 が重解を持つときの定数 mm の値を求め、そのときの重解を求めます。

2. 解き方の手順

2次方程式が重解を持つ条件は、判別式 DD が 0 になることです。
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式は D=b24acD = b^2 - 4ac で与えられます。
今回の場合は、a=1a = 1, b=m1b = m-1, c=m+2c = m+2 なので、判別式は
D=(m1)24(1)(m+2)D = (m-1)^2 - 4(1)(m+2)
D=m22m+14m8D = m^2 - 2m + 1 - 4m - 8
D=m26m7D = m^2 - 6m - 7
重解を持つ条件 D=0D = 0 より
m26m7=0m^2 - 6m - 7 = 0
(m7)(m+1)=0(m-7)(m+1) = 0
よって、m=7m = 7 または m=1m = -1
(i) m=7m = 7 のとき、2次方程式は
x2+(71)x+(7+2)=0x^2 + (7-1)x + (7+2) = 0
x2+6x+9=0x^2 + 6x + 9 = 0
(x+3)2=0(x+3)^2 = 0
x=3x = -3
(ii) m=1m = -1 のとき、2次方程式は
x2+(11)x+(1+2)=0x^2 + (-1-1)x + (-1+2) = 0
x22x+1=0x^2 - 2x + 1 = 0
(x1)2=0(x-1)^2 = 0
x=1x = 1

3. 最終的な答え

m=7m = 7 のとき、重解は x=3x = -3
m=1m = -1 のとき、重解は x=1x = 1

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