円の中に線分が引かれており、$x$ の長さを求める問題です。円の中心をOとし、点Oから円周上の点までの長さが4です。円周上の点から、長さ$x$の線分、長さ2の線分、長さ4の線分が繋がっています。

幾何学方べきの定理解の公式線分代数
2025/3/12

1. 問題の内容

円の中に線分が引かれており、xx の長さを求める問題です。円の中心をOとし、点Oから円周上の点までの長さが4です。円周上の点から、長さxxの線分、長さ2の線分、長さ4の線分が繋がっています。

2. 解き方の手順

円の性質を利用します。円の中心Oから円周上の点までの長さは半径なので、すべて等しく4です。また、方べきの定理を利用します。
方べきの定理とは、円の内部の点を通る2本の弦について、点から弦の両端までの距離の積は一定であるという定理です。
図において、点Aから円に2本の直線を引き、それぞれの直線が円と交わる点をB, C, D, Eとすると、以下の関係が成り立ちます。
ABAC=ADAEAB \cdot AC = AD \cdot AE
今回の問題に当てはめると、点Aから円に2本の直線が引かれており、それぞれの直線が円と交わる点がB, C, D, Eとすると、
x(x+2)=(44)(4+4)x \cdot (x+2) = (4-4)(4+4)
ただし、この式では、xと2で区切られた線分が、Oを通る直線でないため、この式は誤りです。
方べきの定理より
x(x+2)=(44)(4+4)x(x+2) = (4-4)(4+4)
これは成立しません。
円の半径は4なので、円周上の点から中心Oまでの長さは4です。よって、左下の円周上の点から中心Oまでの長さも4です。
点Aから2本の線分が引かれており、それぞれが円と交わるところをB, C, D, Eとすると、
AB=xAB=x
AC=x+2AC=x+2
AD=0AD = 0
AE=8AE = 8
x(x+2)=4×4x(x+2)=4 \times 4
x2+2x=16x^2 + 2x = 16
x2+2x16=0x^2 + 2x - 16 = 0
解の公式を使うと
x=2±224(1)(16)2(1)=2±4+642=2±682=2±2172=1±17x = \frac{-2 \pm \sqrt{2^2 - 4(1)(-16)}}{2(1)} = \frac{-2 \pm \sqrt{4+64}}{2} = \frac{-2 \pm \sqrt{68}}{2} = \frac{-2 \pm 2\sqrt{17}}{2} = -1 \pm \sqrt{17}
xx は長さなので正である必要があるので、x=1+17x = -1 + \sqrt{17}

3. 最終的な答え

x=171x = \sqrt{17} - 1

「幾何学」の関連問題

円に内接する四角形ABCDにおいて、$AB=2, BC=2, CD=3, DA=4$であるとき、四角形ABCDの面積Sを求めます。$\triangle ABD$と$\triangle BCD$に対して...

円に内接する四角形余弦定理面積三角比
2025/7/8

(3) 与えられたベクトル $\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$ について、$\vec{a} - \vec{b} + \vec{c}$ を図示する。 (4) 与えられたベクト...

ベクトルベクトルの図示ベクトルの演算ベクトルの加減算ベクトルのスカラー倍
2025/7/8

問題はベクトルに関する作図問題です。 (1) 図が与えられたベクトル$\vec{a}$と$\vec{b}$に対して、和$\vec{a} + \vec{b}$と差$\vec{a} - \vec{b}$を...

ベクトルベクトルの作図ベクトルの和ベクトルの差
2025/7/8

直角三角形$ABC$において、$AB=5$, $BC=4$, $CA=3$, $\angle{BCA}=90^\circ$とする。$\sin{\angle B}$、$\cos{\angle B}$、辺...

三角比直角三角形余弦定理正弦定理外接円面積
2025/7/8

直角三角形ABCにおいて、角Bが $B = \sin^{-1} \frac{2}{5}$ で与えられている。 (1) 辺ACの長さを求めよ。辺BCの長さは $\sqrt{21}$、辺ABの長さは5であ...

直角三角形三角関数逆三角関数三平方の定理
2025/7/8

次の角の動径OPを図示せよ。 (1) $240^\circ$ (2) $-570^\circ$ (3) $1020^\circ$

角度動径三角比
2025/7/8

一辺の長さが8cmの正方形ABCDがある。CDの中点をEとし、辺AB, AD, BC上に点F, G, H, IをAF=BG=AH=BIとなるようにとる。五角形EHFGIの面積が35cm$^2$のとき、...

正方形面積五角形合同方程式
2025/7/8

与えられた情報から三角比の値や三角形の辺の長さ、面積などを求める問題です。具体的には、 (1) $\sin\theta = \frac{2}{3}$ のときの $\cos\theta$, $\tan\...

三角比三角関数正弦定理余弦定理三角形面積
2025/7/8

B5判からB4判、A4判からB4判、B4判からA3判へコピーする場合のコピー機の倍率がそれぞれ141%、122%、115%となる理由を説明する問題です。

面積比倍率図形の相似平方根
2025/7/8

コピー機の倍率に関する問題です。以下の3つのケースについて、なぜそのような倍率になるのかを説明する必要があります。 * B5版からB4版に拡大する場合、倍率は141% * A4版からB4版に拡...

面積比拡大率相似平方根
2025/7/8