この問題を解くために、チェバの定理とメネラウスの定理を利用します。
まず、チェバの定理を適用します。
チェバの定理とは、三角形ABCにおいて、各頂点から対辺(またはその延長)に引かれた3本の直線が1点で交わるための必要十分条件は、
RBAR⋅QCBQ⋅PACP=1 が成り立つことです。ただし、点P, Q, Rはそれぞれ辺BC, CA, AB上にあるものとします。
本問では、点Oで交わる3本の直線はAR, BC, AQです。ただし、点Pは線分COがABと交わる点とします。
したがって、
RCBR⋅PACP⋅QBAQ=1 21⋅PACP⋅23=1 PACP=34 PCAP=43 次に、メネラウスの定理を適用します。
メネラウスの定理とは、三角形ABCとその辺上の3点P, Q, Rが与えられたとき、P, Q, Rが一直線上にあるための必要十分条件は、
RBAR⋅PCBP⋅QACQ=1 が成り立つことです。
三角形BCRと直線AOに対して、メネラウスの定理を用いると、
AQBA⋅ORQO⋅CBRC=1 35⋅ORQO⋅32=1 ORQO=109 また、三角形ABRと直線COに対してメネラウスの定理を用いると、
CRBC⋅OARO⋅QBAQ=1 23⋅OARO⋅23=1 OARO=94 よって、ORAO=49