$p$ を3以上の素数とし、$x$, $y$ を自然数とするとき、$x^2 - y^2 = p$ を満たす $x$, $y$ を求める問題です。数論素数因数分解整数の性質方程式2025/4/71. 問題の内容ppp を3以上の素数とし、xxx, yyy を自然数とするとき、x2−y2=px^2 - y^2 = px2−y2=p を満たす xxx, yyy を求める問題です。2. 解き方の手順x2−y2x^2 - y^2x2−y2 を因数分解すると、(x+y)(x−y)=p(x+y)(x-y) = p(x+y)(x−y)=pppp は素数なので、ppp の約数は 111 と ppp のみです。xxx, yyy は自然数なので、x+y>0x+y > 0x+y>0 かつ x−y>0x-y > 0x−y>0 となります。また、x+y>x−yx+y > x-yx+y>x−y である必要があります。よって、以下の連立方程式が成り立ちます。x+y=px+y = px+y=px−y=1x-y = 1x−y=1この連立方程式を解きます。2つの式を足すと、2x=p+12x = p+12x=p+1x=p+12x = \frac{p+1}{2}x=2p+12つの式を引くと、2y=p−12y = p-12y=p−1y=p−12y = \frac{p-1}{2}y=2p−1ppp は3以上の素数なので、ppp は奇数です。したがって、p+1p+1p+1 と p−1p-1p−1 は偶数なので、xxx と yyy は自然数となります。3. 最終的な答えx=p+12x = \frac{p+1}{2}x=2p+1y=p−12y = \frac{p-1}{2}y=2p−1