(イ) 125!の末尾に連続する0の個数を求める。
階乗の末尾に続く0の個数は、その数の階乗に含まれる因数5の個数によって決まります。
なぜなら、0を作るためには2と5のペアが必要であり、通常、2の因子の数よりも5の因子の数の方が少ないためです。
125の中に含まれる5の倍数の個数を求めます。
125÷5=25 次に、25の中に含まれる5の倍数の個数を求めます。
25÷5=5 さらに、5の中に含まれる5の倍数の個数を求めます。
したがって、125!に含まれる5の因子の合計数は、25 + 5 + 1 = 31個です。
よって、125!の末尾に連続する0の個数は31個です。
(ウ) n! が 1040 で割り切れる最小の n の値を求める。 1040 で割り切れるということは、n! は少なくとも40個の5の因子を含んでいる必要があります。 n を探し、n! に含まれる5の因子の数が40以上になる最小の n を見つける必要があります。 まず、n! に含まれる5の個数の近似値を計算してみましょう。n/5+n/25+n/125+... の総和が40以上になるような n を探します。 n が160の場合、5の因子数は、160/5+160/25+160/125=32+6.4+1.28=39.68≈39 n が165の場合、5の因子数は、165/5+165/25+165/125=33+6.6+1.32=40.92≈40 160!に含まれる5の個数: 160/5+160/25+160/125=32+6+1=39 161!に含まれる5の個数: 161/5+161/25+161/125=32+6+1=39 162!に含まれる5の個数: 162/5+162/25+162/125=32+6+1=39 163!に含まれる5の個数: 163/5+163/25+163/125=32+6+1=39 164!に含まれる5の個数: 164/5+164/25+164/125=32+6+1=39 165!に含まれる5の個数: 165/5+165/25+165/125=33+6+1=40 したがって、n! が 1040 で割り切れる最小の n の値は165です。