n と 12 の最小公倍数を lcm(n,12) と表します。問題文より、lcm(n,12)=168 です。 まず、12 と 168 を素因数分解します。 12=22⋅3 168=23⋅3⋅7 n を素因数分解すると、n=2a⋅3b⋅7c と表せます。ここで、a,b,c は非負整数です。 lcm(n,12)=168 より、 lcm(2a⋅3b⋅7c,22⋅31)=23⋅31⋅71 最小公倍数の性質から、それぞれの素因数について、指数の大きい方が最小公倍数の指数になります。
したがって、
max(a,2)=3 max(b,1)=1 max(c,0)=1 これらの式から、a,b,c の値を求めます。 max(a,2)=3 より、a=3 max(b,1)=1 より、b=0 または b=1 max(c,0)=1 より、c=1 したがって、n=23⋅3b⋅71 となり、b=0 または b=1 です。 b=0 のとき、n=23⋅30⋅71=8⋅1⋅7=56 b=1 のとき、n=23⋅31⋅71=8⋅3⋅7=168