まず、f(x)=x(x−a) とおく。f(x)=0 となるのは x=0 または x=a のときである。積分範囲は 0≤x≤2 であり、0<a<2 より、0 と a は積分範囲に含まれる。0<x<a では x−a<0 より f(x)<0 であり、a<x<2 では x−a>0 より f(x)>0 である。したがって、 $|x(x-a)| = \begin{cases}
-x(x-a) & (0 \leq x \leq a) \\
x(x-a) & (a \leq x \leq 2)
\end{cases}$
となる。よって、積分は以下のように分割できる。
I=∫02∣x(x−a)∣dx=∫0a−x(x−a)dx+∫a2x(x−a)dx それぞれの積分を計算する。
∫0a−x(x−a)dx=∫0a(−x2+ax)dx=[−31x3+21ax2]0a=−31a3+21a3=61a3 ∫a2x(x−a)dx=∫a2(x2−ax)dx=[31x3−21ax2]a2=(38−2a)−(31a3−21a3)=38−2a−61a3 したがって、
I=61a3+38−2a−61a3=38−2a