三角形ABCにおいて、$AB=6$, $BC=7$, $CA=8$である。BCの中点をMとし、角Aの二等分線とBCの交点をPとする。このとき、以下のものを求める。 (1) $\cos B$ (2) 中線AMの長さ (3) 線分BPの長さ (4) 線分APの長さ

幾何学三角形余弦定理中線定理角の二等分線の定理辺の長さ角度
2025/3/12

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=6AB=6, BC=7BC=7, CA=8CA=8である。BCの中点をMとし、角Aの二等分線とBCの交点をPとする。このとき、以下のものを求める。
(1) cosB\cos B
(2) 中線AMの長さ
(3) 線分BPの長さ
(4) 線分APの長さ

2. 解き方の手順

(1) cosB\cos Bを求める。余弦定理より、
CA2=AB2+BC22(AB)(BC)cosBCA^2 = AB^2 + BC^2 - 2(AB)(BC)\cos B
82=62+722(6)(7)cosB8^2 = 6^2 + 7^2 - 2(6)(7)\cos B
64=36+4984cosB64 = 36 + 49 - 84\cos B
64=8584cosB64 = 85 - 84\cos B
84cosB=856484\cos B = 85 - 64
84cosB=2184\cos B = 21
cosB=2184=14\cos B = \frac{21}{84} = \frac{1}{4}
(2) 中線AMの長さを求める。中線定理より、
AB2+AC2=2(AM2+BM2)AB^2 + AC^2 = 2(AM^2 + BM^2)
62+82=2(AM2+(72)2)6^2 + 8^2 = 2(AM^2 + (\frac{7}{2})^2)
36+64=2(AM2+494)36 + 64 = 2(AM^2 + \frac{49}{4})
100=2AM2+492100 = 2AM^2 + \frac{49}{2}
2AM2=100492=200492=15122AM^2 = 100 - \frac{49}{2} = \frac{200 - 49}{2} = \frac{151}{2}
AM2=1514AM^2 = \frac{151}{4}
AM=1514=1512AM = \sqrt{\frac{151}{4}} = \frac{\sqrt{151}}{2}
(3) 線分BPの長さを求める。角の二等分線の定理より、
BP:PC=AB:AC=6:8=3:4BP:PC = AB:AC = 6:8 = 3:4
BP=33+4BC=37×7=3BP = \frac{3}{3+4}BC = \frac{3}{7} \times 7 = 3
(4) 線分APの長さを求める。ABP\triangle ABPにおいて余弦定理より、
AP2=AB2+BP22(AB)(BP)cosBAP^2 = AB^2 + BP^2 - 2(AB)(BP)\cos B
AP2=62+322(6)(3)(14)AP^2 = 6^2 + 3^2 - 2(6)(3)(\frac{1}{4})
AP2=36+936(14)=459=36AP^2 = 36 + 9 - 36(\frac{1}{4}) = 45 - 9 = 36
AP=36=6AP = \sqrt{36} = 6

3. 最終的な答え

(1) cosB=14\cos B = \frac{1}{4}
(2) AM=1512AM = \frac{\sqrt{151}}{2}
(3) BP=3BP = 3
(4) AP=6AP = 6

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