円 $x^2 + y^2 = 9$ と直線 $y = -x + k$ が共有点を持つときの、定数 $k$ の値の範囲を求める問題です。

幾何学直線共有点距離不等式
2025/4/7

1. 問題の内容

x2+y2=9x^2 + y^2 = 9 と直線 y=x+ky = -x + k が共有点を持つときの、定数 kk の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

円と直線が共有点を持つ条件は、円の中心と直線の距離が円の半径以下であることです。
x2+y2=9x^2 + y^2 = 9 の中心は原点 (0,0)(0, 0) であり、半径は 33 です。
直線 y=x+ky = -x + k は、一般形に変形すると x+yk=0x + y - k = 0 となります。
(0,0)(0, 0) と直線 x+yk=0x + y - k = 0 の距離 dd は、以下の公式で求められます。
d=Ax0+By0+CA2+B2d = \frac{|Ax_0 + By_0 + C|}{\sqrt{A^2 + B^2}}
この場合、A=1A = 1, B=1B = 1, C=kC = -k, x0=0x_0 = 0, y0=0y_0 = 0 であるので、
d=10+10k12+12=k2=k2d = \frac{|1 \cdot 0 + 1 \cdot 0 - k|}{\sqrt{1^2 + 1^2}} = \frac{|-k|}{\sqrt{2}} = \frac{|k|}{\sqrt{2}}
円と直線が共有点を持つ条件は、d3d \leq 3 であるので、
k23\frac{|k|}{\sqrt{2}} \leq 3
k32|k| \leq 3\sqrt{2}
32k32-3\sqrt{2} \leq k \leq 3\sqrt{2}

3. 最終的な答え

32k32-3\sqrt{2} \leq k \leq 3\sqrt{2} より、
32,32-3\sqrt{2},3\sqrt{2}

「幾何学」の関連問題

(1) 直線 $\frac{x+2}{3} = \frac{z}{2}$ かつ $y=1$ をパラメータ表示せよ。 (2) 2点 A(2, -1, 3), B(4, 2, 3) を通る直線 $m$ の...

ベクトル直線平面パラメータ表示
2025/6/19

原点Oと点P(2, 3, 6)および点Q(3, -4, 5)との距離をそれぞれ求めます。原点Oと点(a, b, c)との距離は $\sqrt{a^2 + b^2 + c^2}$ で与えられます。

距離空間ベクトル三次元
2025/6/19

$\overrightarrow{AB} = B - A = (1 - 1, -1 - 1, 1 - (-1)) = (0, -2, 2)$ $\overrightarrow{BC} = C ...

ベクトル内積外積単位ベクトル空間ベクトル角度
2025/6/19

立方体OAFB-CDGEにおいて、$\vec{a} = \vec{OA}$、$\vec{b} = \vec{OB}$、$\vec{c} = \vec{OC}$とする。点Hは辺DGの中点である。 以下の...

ベクトル空間ベクトル立方体
2025/6/19

## 問題の回答

ベクトル一次独立一次従属空間ベクトル外積内積立方体
2025/6/19

半径7の円と半径4の円がある。 (1) 2つの円が内接するとき (2) 2つの円が外接するとき それぞれの中心間の距離を求める。

内接外接半径中心間の距離
2025/6/19

与えられた各図において、$x$ の値を求める問題です。

方べきの定理図形
2025/6/19

(1) 円の中に線分CA, DBが交わっており、その交点をPとする。PA = 6, PD = 3, PB = 5, PC = x のとき、xの値を求めよ。 (2) 円の外に点Pがあり、点Pから円に接線...

方べきの定理線分接線
2025/6/19

三角形ABCに内接する円Oがあり、円Oは各辺AB, BC, CAとそれぞれ点F, D, Eで接している。BD=3, CD=5, CE=7であるとき、辺ABの長さを求める問題です。

接線三角形内接円
2025/6/19

図に示す円において、直線ATは点Aで円Oに接している。 (1) 図において、$\angle ATB = 60^\circ$ のとき、$\angle x$ の大きさを求める。 (2) 図において、$\a...

接線接弦定理角度
2025/6/19