三角形ABCにおいて、$AC = 3\sqrt{6}$、$\angle A = 45^\circ$、$\angle B = 60^\circ$であるとき、外接円の半径$R$と辺$BC$の長さを求める。

幾何学三角形正弦定理外接円辺の長さ角度
2025/4/7

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AC=36AC = 3\sqrt{6}A=45\angle A = 45^\circB=60\angle B = 60^\circであるとき、外接円の半径RRと辺BCBCの長さを求める。

2. 解き方の手順

まず、正弦定理を用いて外接円の半径RRを求めます。正弦定理は、三角形の辺の長さとその対角の正弦の比が、外接円の直径に等しいという定理です。
つまり、
asinA=bsinB=csinC=2R\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C} = 2R
ここで、a,b,ca, b, cは三角形の各辺の長さ、A,B,CA, B, Cは各角の大きさ、RRは外接円の半径です。
与えられた情報から、b=AC=36b = AC = 3\sqrt{6}A=45A = 45^\circなので、
ACsinB=2R\frac{AC}{\sin B} = 2R
36sin60=2R\frac{3\sqrt{6}}{\sin 60^\circ} = 2R
sin60=32\sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}なので、
3632=2R\frac{3\sqrt{6}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = 2R
36×23=2R\frac{3\sqrt{6} \times 2}{\sqrt{3}} = 2R
663=2R\frac{6\sqrt{6}}{\sqrt{3}} = 2R
663=2R6\sqrt{\frac{6}{3}} = 2R
62=2R6\sqrt{2} = 2R
R=32R = 3\sqrt{2}
次に、角CCの大きさを求めます。三角形の内角の和は180180^\circなので、
C=180AB=1804560=75\angle C = 180^\circ - \angle A - \angle B = 180^\circ - 45^\circ - 60^\circ = 75^\circ
再度、正弦定理を用いてBCBCの長さを求めます。
BCsinA=2R\frac{BC}{\sin A} = 2R
BCsin45=2×32\frac{BC}{\sin 45^\circ} = 2 \times 3\sqrt{2}
BC12=62\frac{BC}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = 6\sqrt{2}
BC=62×12BC = 6\sqrt{2} \times \frac{1}{\sqrt{2}}
BC=6BC = 6

3. 最終的な答え

外接円の半径R=32R = 3\sqrt{2}
BC=6BC = 6

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