生徒6人のある日の睡眠時間が与えられた表を完成させ、その表をもとに分散と標準偏差を求める問題です。

確率論・統計学分散標準偏差統計データの分析
2025/4/7

1. 問題の内容

生徒6人のある日の睡眠時間が与えられた表を完成させ、その表をもとに分散と標準偏差を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 表の完成
まず、睡眠時間の平均値を計算します。
平均=(6+7+9+3+4+7)/6=36/6=6平均 = (6 + 7 + 9 + 3 + 4 + 7) / 6 = 36 / 6 = 6
次に、各睡眠時間の偏差を計算します。偏差は「各睡眠時間 - 平均値」で求められます。
A: 66=06 - 6 = 0
B: 76=17 - 6 = 1
C: 96=39 - 6 = 3
D: 36=33 - 6 = -3
E: 46=24 - 6 = -2
F: 76=17 - 6 = 1
次に、偏差の二乗を計算します。
A: 02=00^2 = 0
B: 12=11^2 = 1
C: 32=93^2 = 9
D: (3)2=9(-3)^2 = 9
E: (2)2=4(-2)^2 = 4
F: 12=11^2 = 1
最後に、偏差と偏差の二乗の合計を計算します。
偏差の合計: 0+1+332+1=00 + 1 + 3 - 3 - 2 + 1 = 0
偏差の二乗の合計: 0+1+9+9+4+1=240 + 1 + 9 + 9 + 4 + 1 = 24
(2) 分散と標準偏差の計算
分散は偏差の二乗の平均値で計算されます。
分散=(偏差の二乗の合計)/データ数=24/6=4分散 = (偏差の二乗の合計) / データ数 = 24 / 6 = 4
標準偏差は分散の平方根で計算されます。
標準偏差=分散=4=2標準偏差 = \sqrt{分散} = \sqrt{4} = 2

3. 最終的な答え

(1) 表の完成
| | A | B | C | D | E | F | 計 |
|----------|---|---|---|----|----|---|-----|
| 睡眠時間 | 6 | 7 | 9 | 3 | 4 | 7 | |
| 偏差 | 0 | 1 | 3 | -3 | -2 | 1 | 0 |
| (偏差)^2 | 0 | 1 | 9 | 9 | 4 | 1 | 24 |
(2) 分散: 4
標準偏差: 2

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