(1)
① 指数が1である最大の素因数
1から100までの自然数の積Nは、N=1×2×3×⋯×100です。 素数のうち、100以下の最大の素数は97です。97は1から100までの積の中で1回しか現れないので、その指数は1です。したがって、指数が1である最大の素因数は97です。
② 指数が2である最大の素因数
1から100までの自然数の積の中で、ある素数pの指数が2となる最大のpを求めます。 素数pの倍数の個数は⌊p100⌋で与えられます。 pの2乗の倍数の個数は⌊p2100⌋で与えられます。 pの3乗の倍数の個数は⌊p3100⌋で与えられます。 したがって、pの指数は⌊p100⌋+⌊p2100⌋+⌊p3100⌋+⋯で計算できます。 p=47のとき、⌊47100⌋=2なので、指数は少なくとも2です。⌊472100⌋=0なので、47の指数は2です。 p=43のとき、⌊43100⌋=2なので、指数は少なくとも2です。⌊432100⌋=0なので、43の指数は2です。 p=3のとき、⌊3100⌋+⌊9100⌋+⌊27100⌋+⌊81100⌋=33+11+3+1=48 p=2のとき、⌊2100⌋+⌊4100⌋+⌊8100⌋+⌊16100⌋+⌊32100⌋+⌊64100⌋=50+25+12+6+3+1=97 指数が2である最大の素因数は47です。
③ 指数が5であるすべての素因数
pの指数は⌊p100⌋+⌊p2100⌋+⌊p3100⌋+⋯で計算できます。 pの指数が5となるようなすべての素数を求めます。 p=19のとき、⌊19100⌋=5、⌊192100⌋=0なので、指数は5です。 p=17のとき、⌊17100⌋=5、⌊172100⌋=0なので、指数は5です。 したがって、指数が5である素因数は17と19です。
(2) 素因数3の指数を求めよ。
⌊3100⌋+⌊32100⌋+⌊33100⌋+⌊34100⌋=⌊3100⌋+⌊9100⌋+⌊27100⌋+⌊81100⌋=33+11+3+1=48