点Pから円に引いた接線と割線に関する問題です。線分PAの長さ、PBの長さ、PCの長さ、CDの長さが与えられており、PCの長さを$x$とおいて、$x$の値を求めます。

幾何学接線割線方べきの定理二次方程式
2025/4/7

1. 問題の内容

点Pから円に引いた接線と割線に関する問題です。線分PAの長さ、PBの長さ、PCの長さ、CDの長さが与えられており、PCの長さをxxとおいて、xxの値を求めます。

2. 解き方の手順

円の外部の点から円に引いた接線と割線に関する定理(方べきの定理)を使います。点Pから円に接線を引いたときの接点をA、点Pから円に割線を引いたときの交点をC,Dとすると、以下の式が成り立ちます。
PA2=PC×PDPA^2 = PC \times PD
問題より、PA=6PA = 6 cm, PB=4PB = 4 cm, CD=7CD = 7 cm, PC=xPC = x cm です。
したがって、PD=PC+CD=x+7PD = PC + CD = x + 7 cm となります。
方べきの定理にこれらの値を代入すると、
62=x×(x+7)6^2 = x \times (x + 7)
36=x2+7x36 = x^2 + 7x
x2+7x36=0x^2 + 7x - 36 = 0
この二次方程式を解きます。因数分解を試みると、
(x4)(x+9)=x2+5x36(x - 4)(x + 9) = x^2 + 5x - 36
(x+12)(x3)=x2+9x36(x + 12)(x-3) = x^2 + 9x - 36
(x3)(x+12)=x2+9x36x2+7x36(x - 3)(x + 12) = x^2 + 9x - 36 \neq x^2 + 7x - 36
因数分解では解けなさそうなので、解の公式を使用します。
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
この式にa=1,b=7,c=36a = 1, b = 7, c = -36を代入すると、
x=7±724×1×(36)2×1x = \frac{-7 \pm \sqrt{7^2 - 4 \times 1 \times (-36)}}{2 \times 1}
x=7±49+1442x = \frac{-7 \pm \sqrt{49 + 144}}{2}
x=7±1932x = \frac{-7 \pm \sqrt{193}}{2}
xxは線分の長さなので、x>0x > 0である必要があります。
19313.9\sqrt{193} \approx 13.9 なので、
x=7+1932x = \frac{-7 + \sqrt{193}}{2}のみが解となります。
x=7+19327+13.926.923.45x = \frac{-7 + \sqrt{193}}{2} \approx \frac{-7 + 13.9}{2} \approx \frac{6.9}{2} \approx 3.45
問題文は「次の図で」とあるので、図を見て、因数分解または整数解になるはずです。
見間違えがある可能性を考慮して、再度確認すると、PA=6,PB=4,CD=7,PC=xPA=6, PB=4, CD=7, PC=xでした。
割線定理を使うと、PA^2 = PC * PD より、36 = x(x+7) という式が導かれます。
x^2 + 7x - 36 = 0 を満たす正の数を求めれば良いです。
xを整数と仮定すると、PD = x + 7も整数になるはずです。
例えば、x = 1なら、PD = 8となり、1 * 8 = 8 !=
3

6. x = 2なら、PD = 9となり、2 * 9 = 18 !=

3

6. x = 3なら、PD = 10となり、3 * 10 = 30 !=

3

6. x = 4なら、PD = 11となり、4 * 11 = 44 !=

3
6.
問題文がPB = 4cmとなっている部分に注目すると、BA = 4cmかもしれません。
方べきの定理から、PA2=PB×PCPA^2 = PB \times PCとはならないので、円の割線に関する定理を使うことになります。
PA2=PC×PDPA^2=PC \times PD
62=x(x+7)6^2 = x(x+7)
36=x2+7x36 = x^2 + 7x
x2+7x36=0x^2+7x-36 = 0
解の公式より、x=7±49+1442=7±1932x = \frac{-7 \pm \sqrt{49+144}}{2} = \frac{-7 \pm \sqrt{193}}{2} となるので、整数解になり得ません。
考え方を変えて、方べきの定理から、PA2=PC×PDPA^2=PC \times PD は正しいです。
PD = PC + CD ですので、PD = x + 7で正しいです。
したがって、62=x(x+7)=366^2 = x(x+7) = 36 となります。
x2+7x36=0x^2 + 7x - 36 = 0
与えられた選択肢が無いので、近似値ではなく正確な値を求めるしかありません。
整数でないなら、問題設定または図に誤りがあるかもしれません。
問題文をよく見ると、x = 3で解ける可能性が見えてきます。
PA = 6, PC = 3の場合、PA2=36PA^2 = 36、PC = 3、PD = 12 だと 3×12=363 \times 12 = 36なので、PA^2=PC * PDが成り立ちます。
PD = PC + CDより、12 = 3 + CD となるので、CD = 9です。
しかしCD=7cmなので矛盾します。
PB =4cmの情報は使わないので、問題文が間違っている可能性があります。
CD = 9cmであれば、PC=3cmが解答になり得ます。
CD=7cm、かつ、PCが整数であるという条件を満たすことはできません。
x=3と仮定すると、3(3+7)=30363(3+7)=30 \ne 36です。

3. 最終的な答え

問題文または図に誤りがあると考えられます。
問題文が正しいと仮定した場合、x=7+1932x = \frac{-7 + \sqrt{193}}{2} cmが解となります。ただし、これは整数解ではありません。
もし問題がPCの長さを整数で答えさせる意図があるのであれば、問題自体に誤りがあると考えられます。
xが整数解を持つと仮定して、x=3を試してみます。

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