(1) 連立不等式 $\begin{cases} x^2 + y^2 - 4 \ge 0 \\ x + y - 2 \le 0 \end{cases}$ の表す領域を図示する。 (2) 不等式 $(x + y + 1)(x - y - 1) < 0$ の表す領域を図示する。
2025/6/19
1. 問題の内容
(1) 連立不等式
$\begin{cases}
x^2 + y^2 - 4 \ge 0 \\
x + y - 2 \le 0
\end{cases}$
の表す領域を図示する。
(2) 不等式 の表す領域を図示する。
2. 解き方の手順
(1)
まず、 を変形すると、 となる。これは、中心が原点で半径が2の円の外部を表す。円周を含む。
次に、 を変形すると、 となる。これは、直線 の下側の領域を表す。直線を含む。
したがって、これらの連立不等式が表す領域は、円 の外部で、直線 の下側の領域である。円周と直線を含む。
(2)
不等式 を満たす領域を考える。この不等式は、次の二つの場合に分けられる。
(i) かつ
(ii) かつ
(i) を変形すると、 となる。これは直線 の上側の領域を表す。直線を含まない。
を変形すると、 となる。これは直線 の上側の領域を表す。直線を含まない。
(ii) を変形すると、 となる。これは直線 の下側の領域を表す。直線を含まない。
を変形すると、 となる。これは直線 の下側の領域を表す。直線を含まない。
したがって、求める領域は、直線 と直線 で区切られる領域のうち、(i)と(ii)の条件を満たす領域である。直線は含まない。
3. 最終的な答え
(1) 円 の外部で、直線 の下側の領域。円周と直線を含む。
(2) 直線 と直線 で区切られる領域のうち、(i) かつ を満たす領域と (ii) かつ を満たす領域。境界の直線は含まない。