袋の中に赤球が4個、白球が6個入っている。この袋から同時に2個の球を取り出すとき、以下の確率を求める。 (1) 赤球と白球が1個ずつである確率 (2) 2個とも同じ色である確率

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数確率計算
2025/4/8

1. 問題の内容

袋の中に赤球が4個、白球が6個入っている。この袋から同時に2個の球を取り出すとき、以下の確率を求める。
(1) 赤球と白球が1個ずつである確率
(2) 2個とも同じ色である確率

2. 解き方の手順

(1) 赤球と白球が1個ずつである確率を求める。
まず、2個の球の取り出し方の総数を計算する。これは10個の球から2個を選ぶ組み合わせなので、10C2_{10}C_2 で表される。
10C2=10!2!(102)!=10!2!8!=10×92×1=45_{10}C_2 = \frac{10!}{2!(10-2)!} = \frac{10!}{2!8!} = \frac{10 \times 9}{2 \times 1} = 45
次に、赤球1個と白球1個を取り出す場合の数を計算する。赤球の選び方は 4C1=4_{4}C_1 = 4 通り、白球の選び方は 6C1=6_{6}C_1 = 6 通りである。したがって、赤球1個と白球1個を取り出す場合の数は 4×6=244 \times 6 = 24 通りである。
したがって、赤球と白球が1個ずつである確率は、
2445=815\frac{24}{45} = \frac{8}{15}
(2) 2個とも同じ色である確率を求める。
2個とも赤球である確率は、赤球4個から2個を選ぶ組み合わせを計算する。
4C2=4!2!(42)!=4×32×1=6_{4}C_2 = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
2個とも白球である確率は、白球6個から2個を選ぶ組み合わせを計算する。
6C2=6!2!(62)!=6×52×1=15_{6}C_2 = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
したがって、2個とも同じ色である場合の数は 6+15=216 + 15 = 21 通りである。
2個とも同じ色である確率は、
2145=715\frac{21}{45} = \frac{7}{15}

3. 最終的な答え

(1) 赤球と白球が1個ずつである確率: 815\frac{8}{15}
(2) 2個とも同じ色である確率: 715\frac{7}{15}

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