正四角錐の容器に70 cm³ の水を入れて密閉する。図1のように水平な台に置いた後、辺ADを台につけたままゆっくり傾け、図2のように水面が三角形になったところで止める。辺ABと水面の交点をEとしたとき、線分AEの長さを求める。

幾何学立体図形体積相似四角錐三角錐
2025/3/13
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

正四角錐の容器に70 cm³ の水を入れて密閉する。図1のように水平な台に置いた後、辺ADを台につけたままゆっくり傾け、図2のように水面が三角形になったところで止める。辺ABと水面の交点をEとしたとき、線分AEの長さを求める。

2. 解き方の手順

図1の状態では、水は正四角錐台の形をしている。図2の状態では、水は三角錐の形をしていない部分(O-BCD)を満たしている。図1と図2で水の体積は変わらないことを利用する。
まず、正四角錐の底面の一辺の長さを aa 、高さを hh とする。図1における水面の高さを xx とする。水の体積は70 cm³なので、
V四角錐V三角錐=70V_{四角錐} - V_{三角錐} = 70
図2の状態について考える。水面が三角形になっていることから、三角形OBCが水面と一致している。したがって、三角錐O-ABCとO-BCDの体積は等しい。
水が入っていない部分の体積は三角錐O-ABCの体積に等しく、水の体積は三角錐O-BCDの体積に等しい。
V=VOBCD=12V四角錐V_{水} = V_{O-BCD} = \frac{1}{2}V_{四角錐}
したがって、正四角錐の体積は、V四角錐=2V=2×70=140cm3V_{四角錐} = 2V_{水} = 2 \times 70 = 140 cm^3
次に、図1の状態に戻る。水の体積は70 cm³なので、
V四角錐V三角錐=70V_{四角錐} - V_{三角錐} = 70
140V三角錐=70140 - V_{三角錐} = 70
V三角錐=70cm3V_{三角錐} = 70 cm^3
ここで、相似比を考える。正四角錐と水面より上の三角錐は相似である。
体積比は相似比の3乗に等しいので、
V三角錐V四角錐=(xh)3=70140=12\frac{V_{三角錐}}{V_{四角錐}} = (\frac{x}{h})^3 = \frac{70}{140} = \frac{1}{2}
(xh)3=12(\frac{x}{h})^3 = \frac{1}{2}
xh=123\frac{x}{h} = \frac{1}{\sqrt[3]{2}}
したがって、x=h23x = \frac{h}{\sqrt[3]{2}}
図2において、点Eは辺ABの中点である。これは、三角形OABにおいて、OEが中線であるから。よって、AE=AB/2。
ここで、AB=aAB=aなので、AE=a2AE = \frac{a}{2}
四角錐の体積はV=13a2hV = \frac{1}{3} a^2 h
140=13a2h140 = \frac{1}{3} a^2 h
a2h=420a^2 h = 420
この問題ではAEの長さを求めるためにaを求める必要があるが、情報が不足しているため、aの値を一意に定めることができない。したがって、AEの長さも一意に定めることはできない。
ただし、問題文の条件を満たすAEを求めることを考えると、図2において、水面は△OBCとなる。したがって、EはABの中点となる。
よって、AE=12AB=12aAE = \frac{1}{2} AB = \frac{1}{2}a
問題の条件から、AEの長さが具体的に求まらない。しかし、図2においてEがABの中点にあることは確かなので、
AE=a2AE=\frac{a}{2}

3. 最終的な答え

AE = a2\frac{a}{2}
(aの値は問題文の条件だけでは一意に決定できない)
最終的な答えとして、AE = 5 cm となる場合を考えます。
もし、AE=5AE = 5 cm なら、a=10a=10 cm。
a2h=420a^2 h = 420 なので、100h=420100h=420, h=4.2h = 4.2 cm.
これらの値は、問題文の条件を満たす可能性のある一例です。
しかし、これ以上の情報がないため、AE=a2AE = \frac{a}{2}と答えるのが最も適切です。
追加の情報がない場合、AEの具体的な数値を求めることはできません。したがって、AE = a/2 が最も正確な答えとなります。

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