三角形ABCにおいて、$AB = 4$, $CA = 2$, $\angle BAC = 135^\circ$である。このとき、$\triangle ABC$の面積と、$\angle BAD = 45^\circ$となるような辺BC上の点Dに対するADの長さを求める。

幾何学三角形面積三角関数角度辺の長さ
2025/4/8

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=4AB = 4, CA=2CA = 2, BAC=135\angle BAC = 135^\circである。このとき、ABC\triangle ABCの面積と、BAD=45\angle BAD = 45^\circとなるような辺BC上の点Dに対するADの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1) ABC\triangle ABCの面積を求める。三角形の面積は、S=12absinCS = \frac{1}{2}ab\sin Cで計算できる。この場合、a=AB=4a = AB = 4, b=AC=2b = AC = 2, C=BAC=135C = \angle BAC = 135^\circであるから、
S=12×4×2×sin135S = \frac{1}{2} \times 4 \times 2 \times \sin 135^\circ
sin135=sin(18045)=sin45=22\sin 135^\circ = \sin (180^\circ - 45^\circ) = \sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}なので、
S=12×4×2×22=22S = \frac{1}{2} \times 4 \times 2 \times \frac{\sqrt{2}}{2} = 2\sqrt{2}
(2) ADの長さを求める。
BAD=45\angle BAD = 45^\circであることから、CAD=BACBAD=13545=90\angle CAD = \angle BAC - \angle BAD = 135^\circ - 45^\circ = 90^\circである。
ABD\triangle ABDの面積とACD\triangle ACDの面積の和がABC\triangle ABCの面積に等しいことを利用する。
ABD=12×AB×AD×sin45=12×4×AD×22=2AD\triangle ABD = \frac{1}{2} \times AB \times AD \times \sin 45^\circ = \frac{1}{2} \times 4 \times AD \times \frac{\sqrt{2}}{2} = \sqrt{2} AD
ACD=12×AC×AD×sin90=12×2×AD×1=AD\triangle ACD = \frac{1}{2} \times AC \times AD \times \sin 90^\circ = \frac{1}{2} \times 2 \times AD \times 1 = AD
ABC=ABD+ACD\triangle ABC = \triangle ABD + \triangle ACDであるから、22=2AD+AD=(2+1)AD2\sqrt{2} = \sqrt{2} AD + AD = (\sqrt{2} + 1)AD
AD=222+1=22(21)(2+1)(21)=22(21)21=22(21)=422AD = \frac{2\sqrt{2}}{\sqrt{2} + 1} = \frac{2\sqrt{2}(\sqrt{2} - 1)}{(\sqrt{2} + 1)(\sqrt{2} - 1)} = \frac{2\sqrt{2}(\sqrt{2} - 1)}{2 - 1} = 2\sqrt{2}(\sqrt{2} - 1) = 4 - 2\sqrt{2}

3. 最終的な答え

ABC\triangle ABCの面積は222\sqrt{2}
ADの長さは4224 - 2\sqrt{2}

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