問題は、以下の2つの命題について、その逆が正しいかどうかを判定するものです。正しい場合は1、正しくない場合は2を選びます。 (ア) 「正三角形は二等辺三角形である。」 (イ) 「三角形ABCにおいて、$\angle A = 120^\circ$ ならば $\angle B + \angle C = 60^\circ$ である。」

幾何学命題三角形内角の和正三角形二等辺三角形
2025/4/8

1. 問題の内容

問題は、以下の2つの命題について、その逆が正しいかどうかを判定するものです。正しい場合は1、正しくない場合は2を選びます。
(ア) 「正三角形は二等辺三角形である。」
(イ) 「三角形ABCにおいて、A=120\angle A = 120^\circ ならば B+C=60\angle B + \angle C = 60^\circ である。」

2. 解き方の手順

(ア)の命題について:
元の命題は「正三角形ならば二等辺三角形である」です。正三角形は3つの辺の長さが等しい三角形であり、二等辺三角形は少なくとも2つの辺の長さが等しい三角形です。したがって、正三角形は必ず二等辺三角形の条件を満たすので、この命題は真です。
逆は「二等辺三角形は正三角形である」です。これは必ずしも真ではありません。例えば、2つの辺の長さが等しくても、残りの1つの辺の長さが異なる場合、それは正三角形ではありません。したがって、この命題の逆は偽です。
(イ)の命題について:
元の命題は「A=120\angle A = 120^\circ ならば B+C=60\angle B + \angle C = 60^\circ である」です。三角形の内角の和は180180^\circなので、A+B+C=180\angle A + \angle B + \angle C = 180^\circが成り立ちます。A=120\angle A = 120^\circを代入すると、120+B+C=180120^\circ + \angle B + \angle C = 180^\circとなり、B+C=180120=60\angle B + \angle C = 180^\circ - 120^\circ = 60^\circとなります。したがって、この命題は真です。
逆は「B+C=60\angle B + \angle C = 60^\circ ならば A=120\angle A = 120^\circ である」です。三角形の内角の和は180180^\circなので、A+B+C=180\angle A + \angle B + \angle C = 180^\circが成り立ちます。B+C=60\angle B + \angle C = 60^\circを代入すると、A+60=180\angle A + 60^\circ = 180^\circとなり、A=18060=120\angle A = 180^\circ - 60^\circ = 120^\circとなります。したがって、この命題の逆も真です。

3. 最終的な答え

(ア) 2
(イ) 1

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