この問題は、数学的帰納法を用いて証明できる可能性があります。ここでは、帰納法のステップについて考えます。
帰納法の仮定:ある自然数 n に対して、ex>1+1!x+2!x2+⋯+n!xn が成り立つと仮定します。 目標:この仮定のもとで、ex>1+1!x+2!x2+⋯+n!xn+(n+1)!xn+1 が成り立つことを示します。 ex=1+1!x+2!x2+3!x3+⋯+n!xn+(n+1)!xn+1+… したがって、ex は、すべての正の x に対して、そのテイラー展開の任意の有限和よりも大きいです。 つまり、
ex=∑k=0∞k!xk=1+1!x+2!x2+⋯+n!xn+(n+1)!xn+1+∑k=n+2∞k!xk x>0 のとき、∑k=n+2∞k!xk>0 なので、 ex>1+1!x+2!x2+⋯+n!xn+(n+1)!xn+1 が成り立ちます。