$a > 0$とする。2次関数$y = ax^2 - 4ax + 2$ $(1 \leq x \leq 5)$について、 (1) この関数の最大値が$7$のとき、定数$a$の値を求める。 (2) この関数の最小値が$-6$のとき、定数$a$の値を求める。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域グラフ
2025/4/9

1. 問題の内容

a>0a > 0とする。2次関数y=ax24ax+2y = ax^2 - 4ax + 2 (1x5)(1 \leq x \leq 5)について、
(1) この関数の最大値が77のとき、定数aaの値を求める。
(2) この関数の最小値が6-6のとき、定数aaの値を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成する。
y=ax24ax+2=a(x24x)+2=a(x24x+44)+2=a(x2)24a+2y = ax^2 - 4ax + 2 = a(x^2 - 4x) + 2 = a(x^2 - 4x + 4 - 4) + 2 = a(x-2)^2 - 4a + 2
よって、この関数の軸はx=2x = 2である。
(1) 最大値が77のとき
a>0a > 0なので、この関数は下に凸である。定義域は1x51 \leq x \leq 5であり、軸x=2x = 2が含まれる。
x=2x=2から最も離れた点x=5x=5で最大値を取る。
x=5x = 5のとき、y=a(5)24a(5)+2=25a20a+2=5a+2y = a(5)^2 - 4a(5) + 2 = 25a - 20a + 2 = 5a + 2
これが77に等しいので、
5a+2=75a + 2 = 7
5a=55a = 5
a=1a = 1
(2) 最小値が6-6のとき
x=2x = 2が定義域に含まれるので、頂点で最小値を取る。
頂点のyy座標は4a+2-4a + 2である。
これが6-6に等しいので、
4a+2=6-4a + 2 = -6
4a=8-4a = -8
a=2a = 2

3. 最終的な答え

(1) a=1a = 1
(2) a=2a = 2

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